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土用の丑の日って鰻の旬じゃないけど、かと言って旬の冬には特に宣伝もないので食べ逃し続けている

タイトルの通りなんだけどさ。

この時期になるとスーパーにめっちゃウナギ並ぶじゃん。その光景を見る度に「あぁ〜前の冬もウナギ食いそびれたぁ〜」ってなっちゃう。

みなさんご存知か分かりませんが、天然のウナギの旬は冬(10月〜12月)です。養殖ウナギの旬は土用の丑に合わせているらしく、この限りではないそうですが。


元々土用の丑の日はウナギが売れない夏にどうやってウナギを売ろうか、と平賀源内が「土用の丑の日」とキャッチコピーを作ったのがはじめと言われています。

それが何の因果かキャッチコピーがバズりすぎ、今や需要的には夏と冬逆転しちゃっているんじゃないの?というレベルにまでなってしまっている。

そんで養殖ウナギの旬はこの夏に合わせられていると。グロテスクな感じするね。ウナギの立場に立ったらすごく嫌だと思う。親子丼のネーミングセンスぐらいグロテスクなことしている感じがする。

「んだよ、土用の丑の日のキャッチコピーが流行りすぎたせいで旬じゃねぇ時期のウナギくわねぇといけねぇじゃねぇかよ。ちっ、しゃあねぇから夏もウナギ美味しく食べられるようにしましょうね〜」ってグロい。全部が全部日本人の都合。

シーシェパードは土用の丑の日を規制する動きをとった方がいい。

というわけで土用の丑の日は旬でもないので、特にウナギを食べないのが常なのですが、今年もウナギを食べない時期が来たなぁってなっている。

もう10年くらい鰻屋のウナギは食べていない。
ウナギは食べていない時間のほうが長い。
「カタンはやっていない時間のほうが長い」
byオモコロ編集長 原宿

あまりに旬のウナギを食べていない期間が長いせいで、私の中で想像が広がっており、三島由紀夫『金閣寺』において溝口が夢想した金閣寺のように華美になっているのではないだろうか。いつか食べた日には落胆してしまうのではなかろうか。

そんなことを思いながら今年も土用の丑の日と書かれたのぼりを眺めるのであった。

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