35歳、ひとり、得一で呑む
・最高の大学生活(夜)
当時20歳そこそこで大学生の私は、ろくに学校にも行かず夜な夜なバンド活動に明け暮れていた。
缶ビールを煽りためにならない楽器を鳴らし、また缶ビールを煽り床に就くといったろくでもない生活。
バイト先もPTAが想像する様な模範的なライブハウス。
ろくでもない大人たちが夜な夜な現れ、刹那に生きている日常を目の当たりにしていた。
周囲の大学生がお洒落なカフェで女子とのデートを楽しんでいる間、平日の昼は絶対見かけないような髪型や恰好をした大人たちの相手。なん