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小学生の頃から書き溜めている。恥ずかしがりたくないけどやっぱり少し恥ずかしいのカケラ
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2020年1月の記事一覧

無題

すごく苦しいことが続いていて
泣いて泣いて
でも泣いたままではいられなくて
反動のように
夕方からは笑い散らかし
疲れてしまった昨日という日

治らない肩こり
ひきずってるなと思う朝
でも
今日は実は
昨日とは全くちがう
新しい1日である

できなかったこと
いやだったこと
過去を今にもってくる必要はないし

今めのまえの
降り注ぐ光のシャワーだとか
蛇に見えたホースだとか
ベビーカー二台に乗る2

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無題

私が頑張れない日を
あの人は頑張っているんだろう

私が泣いてる時は
あの人は何に笑っているんだろう

じぶん
しか見えなさすぎて

じぶん
しか考えられなさすぎて

あの人とあの人とあの人は
今どこで何を見ているのか
検討もつかない

ひとり
の感情しか知らない

ひとり
でしか歩けない

情緒がね
いつだってわからない

みんな
隠すの上手いよな

どこで
どんなときに
どうやって
怒って泣

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ふらゆら

ふらゆら

もぐりたい
どこまでも、なめらかで
かべのない、ただのくうかんに
ほうりだされて
およいだり、おどったり
わたしがわたしだけのじかんとこころを
めいっぱいにたのしむの

だれがなにをしてても
そこでなにがおきても
ぶくぶくはきだす
ひかりのなかに、そっとささやく

みえるあおも
しずむくろも
うえのしろも

みている
だから
もっとみせて

しおがみちる
みなもゆれる

なんでもない
ただのいちに

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無題

暗い気持ちに
揺られるときは

ざぷざぷざぷと
明るい海に揺られましょう

ざぷざぷざぷ
さらさらさら

みちびく水は
透きとおり、あたたかで、ほんのり甘い

ゆらゆらゆらりと
浮き輪なしでも
浮かんでられる

ぼーーーっと見上げた空は
水色で、さみしげで、果てなくて

思わずそっと両腕さしだす

抱きしめて
だいじょうぶ
どんなことも
空より広くは飛んでいかないし
ぜんぶ包みこんで守ってくれる

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無題

呼びとめればよかった
試着すればよかった
キスすればよかった
撮ればよかった
会えばよかった

ほんのちょっとの動きが
頭においつかなくて
過去に変わっちゃって
未来で泣きたくなる

後悔しないように
行動しろなんて言うけど

後悔がなければ
そんな言葉も出ないはずだし
なかった未来を
妄想する楽しみがなくなる

それもやだ

けどやっぱり
あと少しだけ
あと3秒あったら
もしあの瞬間に戻って3秒

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ほん

めくった
ぺろりとめくった
そのぶんだけ

景色がかわった
コロッケが香った
おばちゃんに出会った
さかみち
お金を取られた
恋をする

黒い文字に
踊る脳内

まちがいだらけでも
それはそれで
私だけのもの

今日もめくる
ぺろりとめくる

話してる
ささやいてる
続きたいの
だからめくる

ぺろり
ぺろり

あぁ。
終わっちまった

おもしろい物語は
終わらなきゃいいのに
ずっと続けたいのに

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無題

おなかがすいた
からっぽ

つんとした空気が高速で
側面を撫で続けているのかと思うと
あたたかい、内側のわたしも
すこし楽しい
小田急線で

夜ごはんは何だろう
昨日はカレーだったな
妊婦さんは生魚を食べちゃいけないらしい

 

勉強をしている
今日もだけどそれは明日も
何時に起きたらいいんだっけか

 

考えても仕方のないこと
いったりきたりを今日もした
いつまで明日がくるんだろう

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無題

教室に行きたくなくて
駐輪場でもう帰ってやろうかと思いながら
どうしたらいいか分からなくて迷っていた
ぼーーっと突っ立っていた私に
「なにしてるの?」
と声をかけてくれた彼女が居なかったら

私は今も、ここにいない気がする

みんなが食べ終わる時間に食べきれなくて
もそもそと静かに弁当を食べていた私を
横からひょいっと覗き込んで
「なに、お前の弁当黒豆入ってんの」
と馬鹿にしてきた彼が居なかったら

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無題

転がっている高校時代のノート

いつの間に馴染んでいる介護用の手すり

白濁色のお湯の中では胎児をおもう

これは帰ってきた家でのこと

海と時間を越えてきたヴィンテージのお洋服

青く光る丸い椅子も

甘過ぎないあんみつも

はぐれそうになる交差点

これは出向いた渋谷でのこと

ストイックにかきあつめた好きの源には

塊の好きがあって

くだらないと思えば思うだけ

くだらなくなくなっていく

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無題

暗くて青がかったグレーに浮かぶ白、赤の光
ぼーーーーっと吐き続ける生暖かい風
揺れる雑煮
耳を立ててじっとしているうさぎ
ふんわりとしたピンクで羊柄のおふとん
裏返しのアンネの日記
ただの下着

いまみえる
いまきいている
そのぜんぶをわたしは忘れる
いま今の風景をもう思い出せない

何もかんがえていない
何も特別ではない
いちばん目にしているものから順に
わたしは忘れる

覚えていられるのが

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