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タリンの年末 ロックダウンの中で

エストニア移住録の3回目です。前回の記事はこちらからどうぞ。

まず、質問箱への回答が遅くなってしまい、誠に申し訳ございません。本投稿までにいただいた質問は、先日まとめて回答させていただきました!引き続き、質問等をお待ちしております!

まだインターネットにはない、「体験」と「経験」があった

2020年9月末に移住し、約3ヶ月過ごした総括は、表題の言葉に尽きます。情報や知識、あるいは知恵は、昨今のインターネットに溢れている一方で、現実世界で得られる「体験」や「経験」というものは、現在のインターネットで得ることが難しいのです。VR業界の方々とお話させていただいた際にも、そのような話をいただいてはいたのですが、このエストニア移住生活で、それを現実世界のサイドから、実感することとなりました。

え?難しい?わけわかめ?

ようは、ググっても出てこない「経験」や「体験」を、たくさん積むことができたというだけの話です。

この3ヶ月間で、1年間のワーキングホリデーの1/4を経ました。そして、その分だけの実りはあったと思っています。なお、英会話力向上の進捗はとても悪いです。日本人と日本語で仕事してるし、現地の方と会話する機会も、お店のレジと英会話学校くらいなものなので。来年はもう少し頑張りたいですね。「2言語以上話せる人、本当すごいな」って思います。

エストニアのクリスマスは、日本のソレとは別物だった!

この「体験」や「経験」の、最も分かりやすい例が、クリスマスの過ごし方にありました。そもそもクリスマスはキリストさんの降誕祭なので、やれカップルが性y...もとい聖夜を過ごしたり、感謝の正拳突きをする日ではありません。そして、KFCに行く日でもありません。

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なんと、クリスマスイブの19時にも関わらず、KFCが閉まっています。というより、19時にもなると、軒並み飲食店は閉まっていました。Google Mapでも、公式サイトでも、朝から晩まで開店しているはずのお店が、ほぼ閉店している事態でした。どうやら、大抵の家族は、おうちで親族とのんびり過ごすのが相場で、そうじゃない人は、クリスマスマーケットに赴いたりもするようです。そのクリスマスマーケットの人々を眺めてみると、観測した範囲では、家族連れの比率が一番多く、時点で友達同士、その次がカップルでした。独り身が少ないのは、日本と同じかもしれません。また、教会に赴く人も多く見受けられました。

クリスマスといえば、12月半ばには、エストニア第二の都市と言われるタルトゥに出かけました。タルトゥは、東京-名古屋間くらいの距離で、バスで2時間ちょいかけて行くことができます。

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タルトゥ大学が存在する、エストニアにおける学問や文化の中心地とか言われたりもしているようです。ノープランで出かけたのですが、長閑でいい街でした。コンパクトシティであるタリンを、さらにコンパクトにした感じの印象を受けました。また、のんびりしに行きたいものです。オススメのランドマークとしては、近現代史が大好きな人には「タルトゥ大学美術館」がおすすめです!こんなエレベーターにも乗れます!

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あとは、「エストニア国立博物館」も行ってみると良いと思います。ただ、中心街から若干距離があります。30分強歩いたと思いました。

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Bolt ScooTerが使えなかったので、タルトゥ観光は完全に徒歩でしたが、それもまた良い「体験」で、良い「経験」でした。見知らぬ街の散策は、楽しいものだと思っています。今度はクリスマスシーズンじゃなくて、オンシーズンに行ってみたいものです。

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蛇足ながら、タリン旧市街のクリスマスと、雪のタリン。エストニアのクリスマスは、結構肌にあってました。

時計の針を動かした、エストニア移住生活

アラサー真っ只中で赴いたエストニア、その生活の中で、ここで話せることも話せないことも含めて、色々と動き始めました気がします。このnoteもそうですが、「エストニア移住」が、私にとってのひとつのコンテンツであり、アイデンティティであるとともに、色々と始めるきっかけにもなりました。

その一例として、合同誌「JPEE-anthology エストニアアンソロジー」への参加があげられます。5ページばかりの寄稿ですが、久々に同人誌を書いたので、お手にとっていただけますと幸いです。

あとは、エストニアの起業家コンペ「Ajujaht」にも参加し、ビジネスアイデアがTOP100に入ったりもしました。その他の仕事関連では、お仕事の幅が増え、起業の方向性も決まってきました。

そしてnoteです。マガジンを3種類作りました。ちなみに、英語版としてmediumも登録しているのですが、そっちはあまり書いていません...。

本稿は、この「エストニアに法人たててみた」の記事になります。「エストニア移住」を文字通りコンテンツ化しています。そして、今年もうひとつ力を入れたのが、VRです。色々学び、コミュニティにも参加しています。未だにBlenderとは仲悪いですが、Unityとは少しは仲良くなれたと思っています。そんなVR系のマガジンも作りました。記事はまだ少ないです。

そんなVRの活動の中で生まれたのが、弊社OmusBridge OÜ従業員の「ゴリ沼りう」です。VRChatとかNeosVRに出現します。Twitterもやっています。

そんな「ゴリ沼りう」が、弊社従業員として、エストニア情報を画像1枚で発信する企画をスタートしました!それを、ボスたる私がnoteにまとめているマガジンが、「アンドエストニア(note版)」です。

「エストニア」と「VR」が、今年の私のキーワードですね。去年までは一介のWebエンジニアだったのが、今年になって、キャリアの幅が広がりました。

タリンの年末 ロックダウンの中で

コロナウイルス禍で、転換期を迎えた今年の世界ですが、今年は、私個人にとっても、大きな転換期でした。なんやかんやでてんやわんやな1年でしたが、年末年始は否応なく、基本的には自宅でのんびり過ごすことになりそうです。と、言うのも、タリンがロックダウンされるからです。今回の外出制限は、結構厳しめです。

「のんびり」は語弊がありますね。残務と残タスクがまだあるので、今年は最後の最後までとても忙しくなりそうです。ただ、去年と違って、「心を亡くす」忙しさでは無いので、最後まで頑張りたいと思います!

来年のことは、来年頭のnoteに書きます。

本年は誠にお世話になりました。くれぐれもお身体にはご自愛いただき、良いお年をお過ごしください。

以上。

元ITコンサルタントのフリーランスエンジニアによる雑記を書いています。いただきましたサポートは北欧移住および某計画の資金とさせていただきます。何卒よろしくお願いします。