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ハッピーセットのおもちゃが選べなくなってからの葛藤


その昔、私が子どもの頃、ハッピーセットのおもちゃは選べたのだ。

今みたいに男の子用、女の子用とかではなく、ひとつずつに番号が振ってあって、ディズニーものが多かったように記憶している。

なんならレジの外にワゴンがあって、ハッピーセットご注文の方はご自由にどうぞ的なお店もあった。


ハッピーセット・・・
幼児なら誰しもが通る道、親が躍起になって集める時期がある。

今は識別番号なるものがネットに載っていて、フリマサイトで未開封品が転売されている。


うちの息子はもうハッピーセットを卒業したのだが、今回のピカチュウ氏の登場で、またも収集する羽目になった。

三種類しかないのに、何度も同じものが出る。

狙いはあと一つなのだ。

もうこうなった奥の手をつかうしかない・・・
そう、禁じ手、
レジでおもちゃが置かれたその瞬間的にフォルムを判断し、
「これ持ってるで他のにしてください。」と言うのだ。

たったこれだけのことが、ものすごく難しい。
大の大人が「無茶」を言うのだ。

この時の店員さんのリアクションは店によって面白いほどに統一されている。

①笑顔でどれが欲しいか聞いてくれる店。
②笑顔で断る店。
③選べないが、無表情で他のに買える店。
④ものすごく迷惑そうな顔で他のに変える店。

お店に迷惑なことは重々承知なので、ものすごく空いているときに申し訳なさそうに言う。

だめで元々。

でも、もうこれ以上同じおもちゃがいらないんです 涙


④はかなりダメージをくらうので、まだ②の方がいいかもしれない。



ビックリマンシールとか、ポケモンカードとか、年代を超えて欲しいものがピンポイントで買えないジレンマ。

欲しいもののために無駄にされた本命外の悲しさ。


ハッピーセット、昔は選べてよかったな。



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