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完璧すぎた終活の面白さと愛情                                          映画「私のちいさなお葬式」を見た話


今回は、ライフエンディングにまつわる作品のご紹介です!

2019年に公開されたロシア映画のこちら!
「私のちいさなお葬式」

中の人は決してロシア推しではありません。
あくまでも、作品に罪はないという考え方です。(念のために)

中の人も公開当時は知らなかったのですが、現在 Amazon Prime にあがっていたので鑑賞できました。

公開当時もミニシアター系の映画ではあったようですが、見た人の評価は高めの作品です。


「私のちいさなお葬式」あらすじ


村にたった1つの学校で教職をまっとうした主人公エレーナは、
定年後に慎ましく年金暮らしを続けていた73歳のある日、病院で突然の余命宣告を受けた。

都会で暮らし、仕事が忙しくて5年に一度しか顔を見せない1人息子のオレクを心から愛しているエレーナは、息子に迷惑をかけないために
秘密のお葬式計画をスタートする。

迷惑はかけたくないが惨めな死に方はしたくない彼女は、お葬式に必要な棺や料理の手配を自ら済ませる。
そして最後の願いは、夫が眠るお墓の隣に埋葬されること。

遺体安置所や葬儀屋を訪ね回ったエレーナは、親友である隣人リューダや元教え子らの助けも得て、ドタバタながら希望通りにすべての準備を整えていく。

ところがそんなエレーナの“完璧なお葬式計画”は、いざあの世に旅立とうとする最終章で想定外の事態が起こるのだった。




ありえない展開のはずなのに…


ネタばれするので多くは語れませんが、エレーナの終活は完璧すぎるくらい完璧なのです!
それはもう、終活史上No.1というくらいに。

これは、日本では絶対にありえない展開で(多分ロシアでもありえないと思いますが…)、完璧にフィクションだなという展開なのですが、
でもそこにはエレーナの真面目さや息子を思う愛情などの人柄が見えます。

突然の余命宣告でも絶望したり悲観したりすることなく、ただ息子や周囲を思い、ひっそりと準備を整えていく。
そしてやりすぎるくらいに完璧に準備を進めて死を待ち受ける。

なんとも可愛らしいおばあちゃんの、奇想天外な終活ストーリーです。
静かだけど、これはきっとコメディなんでしょうね。
クスっとできるシーンがいくつもあります!

そしてビックリしたのが、劇中で流れて来る聞き覚えのある曲。
ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」のカバー曲が使われています!

中の人も世代ではないのですが、当時流行った恋のバカンスが海外に渡り、カバーされて使用されているそうです。
(歌詞も全然違っているっぽかったです)

そんなこともあってちょっと親しみの持てる作品だなと思いました。




100分という短さですが、可愛らしく愛情あふれるおばあちゃんの奇想天外な終活コメディー、面白かったです!
口コミでの評価も高いようですね。

ありえないとは思いつつも、段々とこのエレーナを応援したくなるような、願いを叶えてあげたくなるような、そんな不思議で面白い魅力を持つストーリー。

気になった方はぜひご覧ください。





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