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マナーや配慮が重要 「供花」の贈り方


前回の記事、「供花」の選び方の続編ですが、
今回は供花の贈り方のお話をしようと思います!

冠婚葬祭は細かなマナーが多いもの。
参列する場だけではなく、
贈り物でもマナーや配慮が必要になります。

お悔みの気持ちは、ただ表現すれば良いだけではありません。
どんなタイミングでどのように送ればいいのか。
いつか送るかもしれない供花について、ぜひ知っておきましょう!



供花を贈る際の手順は?


前回は主にご家族やご親族の立場での供花の選び方をお話ししましたが、
今回はご友人・知人の方々からの供花の贈り方です。

前回の「供花の選び方」でも書きましたが、
ご家族様が供花や供物をご辞退されている場合があります
ご辞退を表明されている中で供花をお贈りするのはご迷惑になります。
先ずは、必ずご家族の意思を確認しましょう。

ご家族様に確認しにくい場合は、葬儀会場に確認しましょう。
その際に、ご葬儀の規模お花の量などを確認しておくと
供花を選ぶ際の参考になります。

ご葬儀の規模感やテイストにに著しく合わないお花をお贈りすると
失礼になってしまったり、会場に飾れない事もあります。

また、葬儀会場によっては、供花の持ち込みがNGな場合があります。
提携のお花屋さんでの購入のみ対応の所も多いので
ご自身でご用意の希望がある場合は、そこも確認しましょう。

現在は担当の葬儀社や葬儀会場で注文をするのが一般的です。

供花を注文する際は、以下の4点を伝えます。

・ご葬家名
・ご葬儀の日時
・予算
・ご自身(贈り主)の氏名




お香典も送りたい場合は?


故人様と極親しかった方などは、香典と一緒に供花や供物を贈りたい!
という方も居るかもしれません。
お香典は、供花や供物に代わりになるものなので、
本来は両方贈る必要はありません。

しかし両方贈る事がタブーという訳ではないので、
お香典と供花の両方を贈っても問題はありません

供花は故人様へ、お香典はご家族へ、
という意味で両方贈る事もあります。




供花を贈る際は札名も添える!


供花は送り主が一目で分かるように、
木製の「札名」を添えるのがマナーです。

参列者に向けても誰から送られた花なのかを知らせる役割があり、
ただ名前が分かればいいという事ではなく、書き方に注意が必要です。

主な書き方は下記のようになっています。

  • 家族:〇〇家一同、親戚一同、孫一同 など

  • 友人:友人一同、◇◇学校 友人一同 など

  • 会社:株式会社△△、株式会社△△ 代表取締役 ◎◎、
       株式会社△△ 営業部一同 など

  • 夫婦:夫の名前のみを記載する。
       ※連名で記載すると別居や離婚と捉えられる場合があります。

  • 連名:右側から、肩書きの高い方から順番に書きます。
       肩書が無い場合は五十音順が一般的です。
       スペースに限りがあるので、人数が多い場合は「一同」に。




ここが重要! 送るタイミング


お通夜に贈る場合には、
お通夜当日の午前中には会場に届くように手配します。

遅くても3時間前には届くように手配しないと間に合わない事もあるので、
ご葬儀に贈る場合は、前日までに届くよう手配すると安心です。

葬儀会場に、あらかじめいつからいつまで受け入れ可能かを
確認しておくと良いですね。

万が一ご葬儀までに供花の手配が間に合わなかった場合は、
後日ご自宅に届くように手配する事もできます。
その場合は、初七日~四十九日の間に贈るようにします。




供花の相場は?


供花の予算相場は、
形やボリュームにもよりますが、7,000円~20,000円と言われています。

ご葬儀の会場に飾られる場合の供花は、
ご葬儀の規模やテイストに合わないお花を贈るのは失礼です。
ご自身の気持ちも大事ですが、ご家族のお気持ちを尊重しましょう。




お花を贈り、祭壇や会場に彩を添える事により、
少しでもご家族への慰めになります。

故人様へのお悔みや感謝の気持ちを表しながら、
ご家族にも寄り添える「供花」。

機会があれば、贈ってみてはいかがでしょうか?





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