見出し画像

いよいよ梅雨本番! 食中毒対策をしていきましょう


各地で本格的な梅雨が到来し始めましたね。

今年は5月から台風が発生したり、
雨も多くて湿気をかなり感じましたよね。

そして本日は各地で警報級の大雨。
今日は気温が下がっていますが、気温が上がってくると、湿気のムシムシが不快になってきますよね。

湿気が増してくると気になるのが「食中毒」

特にお弁当を作ったりしている方は気になるんじゃないでしょうか?

今回は、そんな「食中毒」についてお伝えしようと思います!




食中毒の原因は?


食中毒を引き起こす主な原因は、
「細菌」「ウイルス」です。

細菌は、温度や湿度などの条件が揃うと食べ物の中で増殖し、その食べ物を食べることにより食中毒を引き起こします。

ウイルスは、細菌のように食べ物の中では増殖しませんが、食べ物を通じて体内に入ると人の腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。

また、ウイルスは低温や乾燥した環境中で長く生存します。


細菌による食中毒の発生時期


細菌が原因の食中毒は、主に6月~8月の夏場に多く発生します。

代表的なものは、腸管出血性大腸菌(有名なO157など)やサルモネラ属菌などがありますが、

食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20℃)で活発に増殖し始め、
人間や動物の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。

また、細菌の多くは湿気を好むため、気温が高くなり始め、湿度も高くなる梅雨時には、細菌による食中毒が増えます。


ウイルスによる食中毒の発生時期


ウイルスが原因の食中毒は、11月~3月の冬場に多く発生します。

代表的なノロウイルスは、調理者から食品を介して感染する場合が多く、
他には二枚貝に潜んでいることもあります。

ノロウイルスによる食中毒は、大規模化することが多く、年間の食中毒患者数の4割以上を占めるそうです。

他にも毒キノコやフグなどの「自然毒」、アニサキスなどの「寄生虫」なども、食中毒の原因となっています。


食中毒の症状


食中毒の症状は、程度や原因によって変わってきますが、一般的には嘔吐下痢が多いです。

原因物質を体内に取り入れてから、数時間~1週間経過後に症状が現れるのが特徴です。

他には、腹痛や吐き気、発熱がある場合もあり、重症化すると他に様々なな症状や別の病気を引き起こすことがあります。

一般的に多い嘔吐や下痢は、原因物質を排除しようという体の防御反応なのですが、
長時間続くと食事が取れなかったり脱水症状が出たりと、人体にとって危険です。

市販の下痢止めなどの薬をむやみに服用せず、早めに医師の診断を受けましょう。


見の周りに潜む食中毒の危険


食中毒の原因となる細菌やウイルスの存在は目に見えませんが、常に身の周りの至るところに存在します。

肉や魚などの食材には、細菌やウイルスが付着していると思って調理を行いましょう。

また、いろいろな物に触れる自分の手にも、細菌やウイルスが付着していることがあります。

手を洗わずに食材や食器などに触れると、手を介して、それらにも細菌やウイルスが付着してしまいます。

日常的によく触れるスマホには沢山の細菌が付着していると言われています。
小まめに除菌し、調理中にスマホに触れないようにしましょう。

きれいにしているキッチンでも、スポンジやふきん、シンク、まな板などは、細菌やウイルスが付着・増殖しやすい場所と言われています。



食中毒を予防するには?


食中毒予防のカギは、原因菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」がポイントです!

細菌の場合は、
細菌を食べ物に「つけない」
食べ物に付着した細菌を「増やさない」
食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」
の3つが予防原則です。

ウイルスの場合は、食品中では増えずわずかな汚染によって食中毒を起こしてしまうので、
調理場内にウイルスを「持ち込まない」、そして「広げない」ことが大切です。

ウイルスによる食中毒の予防には、
ウイルスを調理場内に「持ち込まない」
食べ物や調理器具にウイルスを「広げない」
食べ物にウイルスを「つけない」
ウイルスを加熱して「やっつける」
という4つが予防の原則です。

食中毒を防ぐ対策

  • 購入時は消費期限などを確認する

  • 買い物では肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は最後に買う

  • 持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管する

  • 肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱う前と後に必ず手指を洗う

  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つ

  • 調理の前は特に石けんで丁寧に手を洗う

  • 野菜など食材を流水できれいに洗う(カット野菜も)

  • 生肉や魚などの汁が、生で食べるものや調理済もの料理にかからないようにする

  • 包丁やまな板は肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて使い分けると安全

  • 冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける

  • 使用後のふきんやタオルは熱湯で煮沸した後しっかり乾燥させる

  • 使用後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌する(特に生肉や魚を切ったまな板や包丁)
    台所用漂白剤の使用も効果的

  • 肉や魚は十分に加する
    中心部を75℃で1分間以上の加熱が目安。

  • 食事の前には手を洗い、清潔な食器を使う

  • 作った料理は、長時間、室温に放置しない

  • 余った料理は清潔な容器に保存する

  • 温め直すときも十分に加熱する

  • 時間が経ちすぎたものは口にしない

  • ちょっとでもあやしいと思ったら食べずに捨てる


日常的に気をつけるポイントは多いですが、
小まめな手洗い徹底した食材や道具の管理が基本の対策ですね。



湿度の上昇と共に危険度も急上昇する「食中毒」

目に見えない存在と症状の辛さもあり、手強い相手に感じますが、
対策としてはとってもシンプルですね。

日々の行動に気をつけて、見えない敵へしっかり対策していきましょう!





ご葬儀のご依頼・事前相談はこちら





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?