部門・支店(自部署)の戦略立案研修~現場の目標設定プロセスとは~
こんにちは!🧑👧
スキルベース高松です。
最近、スキルベースで部門・支店(自部署)の戦略立案研修の提供が増えてきました。今回はその背景や研修のポイントをご紹介します。
現場の戦略は現場で考える
戦略というと一般的には「経営戦略」「事業戦略」をイメージされることが多いと思います。
「経営戦略」・・・会社全体の戦い方を考える
「事業戦略」・・・事業全体の戦い方を考える
「経営戦略」を考えるのは、社長や経営企画部門のトップ
「事業戦略」を考えるのは、本部長クラスの方
最近増えているのは、その「経営戦略」や「事業戦略」を踏まえて、各部・各支店・各部署がどのように戦うかを考える研修です。
(例)
・支店長向け戦略立案研修
・拠点長候補向け戦略立案研修
・管理職向け目標設定力強化研修
・マネージャー向け自部署の戦略立案研修
・管理職向けメッセージ力強化研修
・人事部門向け人事戦略立案研修 など
このような研修が増えた理由はいくつかあると思っています。
・経営戦略や事業戦略はあるが抽象度が高いため、現場での戦い方に落とす必要がある。
・各部署や現場(エリア)によって特徴が違うので、それに合わせた戦略を考える必要がある。
・会社で不祥事が発生し、本部から高い目標を落とすことが難しくなり、目標を現場で考えるようになった。
・経営戦略・事業戦略といった大方針だけで組織を動かすのではなく、営業・マーケ・IT・システム・生産・設備・人事など各部署ごとの戦略をボトムアップで考えることが重要視されている。
・全員一律で戦うのではなく、個人ごとの特長を出して働くことが重視されている。
このような理由があり、部門・支店(自部署)が独自の目標を設定し、戦い方を立案する戦略立案研修が増えているように感じます。
目標達成ばかり学んできたことが弊害になっている
これまでは本部から高い目標が落ちてきて、それを達成することに必死になっていたのに、いきなり自分たちで目標を自ら考えろと言われるようになった。
このような思いを持っている管理職の方が増えてきていると思います。
うちの部署はどこを目指すのか。
そこにどう到達するのか。
魅力的な戦略ストーリーを描きたい。
そのストーリーをメンバーに伝えたい。
でも、これがなかなか難しい。
だって、学んでいないからです。
経営戦略や事業戦略の本はあるが、なんか違う・・・
戦略立案に関する本を読もうと本屋に行くと、沢山の本が見つかります。
ただ、そのほとんどのテーマが「経営戦略」「事業戦略」です。
テーマがデカすぎるのです。
もう少し現場の戦略を考える本がほしい。
でも、そのような本が見つからない。
実務で使うための戦略立案ワークブック的なものはありますが、
フレームワークの紹介がメインであまり実用的ではない。
困った・・・・。😥
どうやって、部門・支店(自部署)の戦略を考えればよいのでしょうか?
ポイントは3つあります。
その1 経営戦略・事業戦略とのつながりを担保する
現場で戦略を考えるといっても、その内容が経営戦略・事業戦略とつながっていなければいけません。
その2 自ら目標を設定する
高い目標が与えられて、それを達成する方法を考えるのであれば得意な方も多いでしょう。
でも、今回は違います。自ら目標を設定しなければならない。
目標達成ではなく、目標設定方法を学ぶ必要があります。
その3 具体的な行動に落とす
最終的な部門・支店(自部署)の成果につなげていくための行動計画を立案します。ビジネス上の課題を解決するために、組織・個人をどう変えていくかを接続する。
このポイントをおさえた考え方を身に着けることで、自部署らしい戦略を描くことが可能です。
今日は、部門・支店(自部署)の戦略立案研修が増えてきた背景と研修のポイントをまとめてみました。
スキルベースでは、部門・支店(自部署)の戦略立案研修を提供中です。
お読みいただき、有難うございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?