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考える余白がたくさんあるガラス小物たち
ガラス小物が好きで、気ままに集めている。
光を当てるとガラスが反射して、きれいな色が散らばっていくところが気に入っている。
一輪挿しに花を飾ったり、グラスで飲み物を飲んだり、ガラスのプレートでサラダを食べたり。目的があって使うことはもちろんあるけれど、実は見ているだけで気持ちが高まることの方が多い。きれいだな~って。
私のガラス小物のコレクションを少しだけ紹介してみる。
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「琉球ガラスのグラス」
ガラスの中に気泡があるのが特徴で、ぷっくりとした泡が時を止めてそこにあるのがとても素敵。ヒビのような模様が入っていることもある。あとはなんといってもカラフル。いろいろな色があるけれど、沖縄の青く澄んだ海を思い出させる水色に手が伸びがち。
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「ニッカのカラータンブラー」
ニッカと言えばニッカウヰスキー。こちらの昭和レトロなクリアグラスは、色に一目惚れして手に入れたもの。50年くらい前に製造されたものらしく、箱もレトロだった。薄くてデリケートなグラス。
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「津軽びいどろのおちょこ」
まるでゼリーのような華やかな色が混ざり合ったガラス。個人的にはおちょこサイズが便利で使いやすい。津軽びいどろは、かつて漁業用のガラス製の浮玉(うきだま)を製造していた北洋硝子が手掛けている。青森の大自然からインスピレーションを受けたデザインが多いそう。
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「飴色ティーカップ&ソーサー」
アンバーガラスとも呼ぶ。1970年頃にビール瓶の着色技術を活かして作られたガラス製品。私がこれを知ったのは、幼少期から通っていた美容院にて。「なんて綺麗な食器で飲み物を出してくれるんだろう」というささやかな感動から。飴色はなぜか懐かしさをそそる。
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「型吹きガラスのインクボトル」
「倉敷意匠計画室」という雑貨店の商品。るつぼで溶かしたガラス生地を竿ですくい、型の中で息を吹き込み一つ一つ作られたもの。表面が優しく波打っているのが特徴。美しすぎるエメラルドブルーの色合いがたまらない。庭に咲いた小さな花を飾る一輪挿しとして使っている。
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「アデリアレトロのボンボン入れ」
アデリアとは、創業200年を迎えた石塚硝子の食器ブランドのこと。かつて昭和の家庭でよく使われていた。アデリアレトロとは現代向けのリメイク製品で、花や動物などかわいらしいモチーフがプリントされている。写真の柄は「おとぎ話」。
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「スペイン製リサイクルガラスのプレート」
夫の誕生日が真夏で、ケーキをのせるのにちょうど良い涼しげなお皿を探していて出会った。「100%RECYCLED」と書かれていてエコフレンドリー。ラムネ瓶のような優しい色合いで、何をのせてもワンランク上の料理に見える。なんの魔法かな。
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「リユースの瓶」
瓶なら一度はなんでも、捨てるか取っておくかを考える。例えば写真はそれぞれ左から、塩が入っていた瓶、日本酒が入っていた瓶、スタバのミネラルウォーターが入っていた瓶、また別の日本酒が入っていた瓶。どれもラベルを剥がして丁寧に洗えば、あっという間にガラスコレクションの一員に。花瓶にぴったり。
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ガラス小物は、いくら集めても飽きることはない。
ガラスは不思議と「懐かしさ」を感じるアイテムだ。実際、ガラスの耐久性は半永久的だそう。伝統工芸品やアンティーク品が多い理由はそこにあるのだろう。
そういえばわが家の庭の土の中にも、昔の住人が埋めたと思われるガラス瓶がたくさん。フリマアプリを見ると、意外と土中に埋まっていた瓶を販売している人が多く興味深い。
そしてガラスを眺めていると、なんだか美術館に行ったときと同じくらい「良い芸術を見たな」という気持ちになる。あるいは海や森など、大自然を訪れたときの感覚にも似ている。
神秘的で、少しの揺らぎがあって、見る者の心を「なんか良い世界」へと導いていく。
ガラスとは、考える余白がたくさんある素材だ。
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そのとき必要なことに必要な分だけ、ありがたく使わせていただきます。