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ベストキッド的、note活用術

ふと気づいたのだが、ぼくが今noteでやろうとしていることはベストキッド的だ。

意味がわからないと思うのでベストキッドをざっくり説明するとこんな感じ。

ダニエルという少年が2ヶ月で空手をマスターするためにミヤギという老人に弟子入りする。しかし練習は、ワックスがけやペンキ塗りといった雑用ばかり。しかし、一見雑用にしか見えない練習こそが、空手の動きをマスターする特訓であったのだ。

以上がかなり大雑把なベストキッドの説明だ。そしてベストキッドを抽象化していくことで、ひとつの考え方に辿り着く。

それが「課題指向型理論」だ。この理論、非常にベストキッドみがある。

一体全体どういうことかと言うと

動作の練習だけでなく、その課題を行うことで課題に要求されている機能が課題の要求に従って自律的に組織化されること。

獲得したい目的の動作に対して、その動作の遂行に関する運動課題を学習するトレーニングを行う。

というものだ。

さすがに初見では意味がわからないし
ややこしいと思うので、ベストキッド的な考え方で説明すると

空手の動きをマスターするために、空手の動きを雑用に落とし込み、ひとつひとつの動作を反復することで学習し身体に染み込ませる。
そして、空手の動きが要求されるタイミングで自律的にその能力が発揮される。
という考え方だ。

ベストキッドの修行メソッド=課題指向型理論
だと考え、この理論は応用が効くなと直感した。

目的を達成するために、その目的に含まれる課題を学習し自律化するまで反復するのが「課題指向型理論」のみそだ。

そしてこの理論を実践する上で含むべき要素が3つある。

1.その課題がその人にとって意味があること
2.困難であるが、取り組みがいのある課題であること
3.集中して反復して実践すること

このプロセスと含むべき要素こそがベストキッド的なのだ。空手をマスターするために雑用に落とし込まれた空手の動作をひたすら繰り返す。繰り返すことで身体に染み込み、動作が自律化する。自律化することで、空手の動作を要求された時に自動的に身体が反応する。ここまで来れば修行完了だ。


このベストキッド理論をいかにぼくに反映するかが次のテーマだ。

ぼくは、noteのほかにも「とりあえず喋ってみた」というPodcastでも発信をしている。ぼくはPodcastで喋る時やnoteを書く時に、考えを整理し、伝わるようにアウトプットする。
課題指向型理論を通して、この能力の精度と速度を向上させれば、Podcastやnoteの更新頻度が高くなり、閲覧してくれる人も増えるのではないかと考えた。

具体的にぼくに置き換えると
「Podcastで伝わるように喋る、noteで伝わるように書く。」が目的だ。
そのために、考えていることを整理し伝わる順番に編集する。さらに「考えていることの整理」「伝えるための編集」をどんどん反復していく必要がある。
時間はかかるが、やってやれない事ではない。非常に取り組みがいのある課題だ。


そこでnoteの出番となる。

テーマを決めて1記事を書ききる。
そのために、自分の考えをまずアウトプットし整理する。それらを順序立てて、伝わるように編集する。あとは繰り返すだけ。
繰り返し繰り返し記事を書き、考えの整理と伝える編集をひたすらに反復する。

1記事に対する所要時間は、自分の成長の目安になるし
内容のフィードバックは「閲覧数」や「スキ」の数が参考になるだろう。そこから分析して自分の記事をリライトしたり、次の記事に生かせばいい。

これらの修行のためにnoteは本当に最適なプラットフォームだと思う。
なんせユーザーが多いし、ぼくの記事が思いのほか読まれている事もわかった。
あとは読んでもらえるような工夫をしていきながら、ひたすら修行。

Podcastは聞いてもらうこと、noteは読んでもらえることがひとつのモチベーションになるし、逆にモチベーションが下がる原因にもなり得る。

モチベーションと更新頻度は比例するし、更新頻度と周囲のリアクションも比例する、周囲のリアクションとモチベーションも比例する。(反比例するとも言える)

この循環の中でいかにコンスタントに発信を続けるか。

だったら、修行の一環としてできるだけ発信頻度を増やし、できるだけ多くのリアクションをもらうほうが得だ。そうすれば自分のモチベーションの維持ができるし、修行も積める。
しかも、noteで公開した記事は流れがカタチになっているため、記事をテーマに喋ることでPodcastにも生かせる。

ほら、一石何鳥だろうか。

ぼくにとってnoteとは、修行する場所であり、思考の貯蔵庫であり、何かを発信するためのきっかけとして最も優れた場所なのかもしれない。


ベストキッドのように、いつの間にか思考が自律化されていることを目指して、発信を続けていくモチベーションにしたい。








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