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バックグラウンドの異なる3人のデザイナーが描くそれぞれのキャリア。対話とプロジェクトを通して感じた成長とは

SKG

デザイナーとしてのキャリアの歩み方は十人十色。東京世田谷の用賀にある小さなデザイン事務所「SKG株式会社」にも、長くデザインに従事する者から、異業種からキャリアチェンジ、専門学校に通いながらなど、異なるバッググラウンドを持つメンバーが集まっています。

今回は個性豊かなSKGのデザイナーたちに、これまでに担当したプロジェクトや、デザインへの取り組み方、成長についてお話を聞いていきます。

▼今回の記事に登場するSKGのデザイナー

A・H

武蔵野美術大学卒業、デザイナーとして複数社経験後に2021年にSKGに入社。SKGではデザイナー経験者として、幅広くプロジェクトを担当している。

C・S

大学で建築デザインを専攻後、マンションデベロッパーの企画・広報担当として4年間従事。グラフィックデザインへの興味関心が高まり、デザイン専門学校に進学。卒業後、デザイナーとしてSKGに入社。

K・F

大学卒業後にWeb制作会社でディレクターとして2年勤務。桑沢デザイン研究所夜間部在学中に学業と両立しながらSKGでデザイナーとして約2年間勤務。(現在はSKGを卒業。引き続きグラフィックデザインに従事)

それぞれの仕事から見える「コミュニケーション」と「遊び心」

- 早速ですが、みなさんそれぞれが携わったお仕事について教えてください。

S:「杜の小さな印刷工房 ―刷ったり押したり失敗したり―」は、入社して初めてメインで担当したプロジェクトで、展示の主役となる印刷機械を擬人化したキャラクターの制作や展示パネルの制作を担当しました。

「この機械はわがままで言うことを聞いてくれなくてお姫様みたいなんだよ」というクライアントとの会話に出てきた『わがまま』『お姫様』といった、機械への愛情表現にヒントを得て、デザインのアイデアが生まれました。お客さんとのちょっとしたコミュニケーションにも耳を傾け、出てきたワードを丁寧に拾い上げることの大切さを実感したのと同時に、会話からアイデアを拾うのがSKGらしさなのかなと感じました。

「杜の小さな印刷工房 ―刷ったり押したり失敗したり―」会場

F:対話を重ねる中で、ご依頼時にはなかった“機械にフューチャーする案”が出てきて、ユニークなキャラクターデザインが生まれました。そこから一気に展示の中身も決まっていきましたね。クライアントと一緒に話し合えたからこそだと思います。

- Fさんは未経験からSKGに入社したんですよね。

F:デザイン専門学校の課題ではクライアントを自分で想定したり、先生に向けて提案をします。でも、学校では学ぶことがなかった対話から相手の求めていることを引き出す術をSKGの仕事を通して学べました。

2021年に制作を担当した「時の輪郭を漂う」は、新型コロナウイルスの影響でイベント自体は会期直前で中止になってしまい残念でしたが、対話からデザインに落とし込む経験ができた仕事でした。

プロジェクトのスタート時点ではイベントの中身が不確定な要素も多かったのですが、助川や先輩たちがクライアントと打ち合わせをしている様子を隣で聞きながら、どうコミュニケーションを取り、提案やアウトプットをしているのか学ぶことができました。リーフレットに施した封筒になる仕組みもクライアントとの対話で生まれたアイデアです。

- クライアントとの深いコミュニケーションは、SKGの強みですよね。

F:SKGの特徴のひとつは代理店を挟まず、クライアントと直接お話をして生の声を拾いデザインに落とし込むこと。クライアントが何を目的としているか理解し、デザインのゴールを提案していくのはもちろんですが、クライアントの良いところや伸び代を見つけられるように心掛けています。

H:デザインに精通していないクライアントもいらっしゃるので、ご依頼通りに動き出すのではなく、コミュニケーションのなかで本質的なニーズを捉えることも大切。私にとってはデザインの仕事のなかで最も難しく感じる部分なので、打ち合わせのときはいつも意識して臨んでいます。

- Hさんは企画展のグラフィック制作、ブックデザイン、キャラクターデザインなど幅広くSKGの業務に携わっていますが、印象に残るお仕事はどんなものですか。

H:個人的に歴史が好きなので、日比谷図書館での企画展「タイムトリップー江戸から東京へー」は思い出深い仕事です。チケットから会場のバナー、キャプションなど総合的に担当しました。

東京は江戸から明治にかけて、江戸の町を流れる川によって文化が育ってきた背景があり、「川」をキーワードにデザインの提案をしました。「江戸から東京へ」のタイトルロゴも川の流れや波を表現しています。ただ、最後まで配色に悩んでいろいろと手を動かしていたところ、ピンクを使ったデザインにピンッときて、助川にもクライアントにも「これだね!」と言ってもらえました。

Photo by Yuki Kudo

- これまでのインタビューでも、「遊び心」を取り入れたデザインについてお伺いしていましたが、みなさんのデザインからも同じように「遊び心」を感じます。

H:いつも助川から「遊び心」を取り入れたアドバイスをもらうことが多いので、その視点が自然と浸透しているのかもしれません。「タイムトリップー江戸から東京へー」のグラフィックではコラージュ手法を用いていますが、同じクライアントかつ同じ場所の企画展でもある「アートになった猫たち」を例に「コラージュする際に自分なりのストーリーを作り出す」といったように、他の仕事でもお客さんの言葉からデザインに活かせそうなキーワードをビジュアルに織り交ぜるなど、ちょっと楽しくなる要素をいつも考えています。

S:「杜の小さな印刷工房」のビジュアルの文字部分は、「杜」の文字をプリンターを擬人化したお姫様のイメージに合わせて「姫風のロゴを作ってみよう」という助川の言葉からオリジナルの文字を作成しました。一つひとつの文字に至るまでこだわり、ストーリーを語ることができるのは面白いですよね。

F:クライアントもSKG=「遊び心」という認識があり、ひと工夫あるデザインを求めてご相談いただいているのかもしれません。


入社してすぐにプロジェクトにチャレンジできる職場環境で実感できる成長とは

- Sさんは不動産業界からのキャリアチェンジでSKGに入社しましたよね。キャリアチェンジでデザイナー職を目指している方にとってSKGはどんな成長ができる会社だと感じますか。

S:未経験からのデザイナーのキャリアとして、まずはレタッチや雑用を任されるイメージでしたが、SKGは早い段階でデザインの仕事を任せてくれたのには驚きました。入社してすぐにプロジェクトの一通りのプロセスを仕事を通して把握でき、幅広い視点を持つことができたのは自分自身も成長を感じる部分です。もちろん、プレッシャーもありましたが、助川や周りの先輩たちのフォローもあるので前向きに取り組むことができています。

H:少人数のデザイン事務所なので、入社してすぐできる業務があればどんどん挑戦して欲しいです。未経験の方にはもちろんフォローをしますし、デザインが好きで前のめりに挑戦したい人にはやりがいを感じていただけると思います。

- 最後に、みなさんのこれからのキャリアについて教えてください。

S:イラストを使ったデザイン提案は、今後も積極的に挑戦していきたいです。とくに食品のブランディングに興味があり、イラストはもちろん箱物や立体にも発展していけるような仕事がしたいです。

H:私はデザイナーの仕事と並行して子供の支援に興味がずっとあり、今年からボランティア活動を始めています。まだ始めたばかりですが、いままでのデザイナーとしての経験を活かしながら活動できないかと、これからの人生のことも含めて模索中です。

F:SKGでの仕事を通してデザイン以外にもコミュニケーションや印刷などについて学ぶことができました。街なかのポスターを目にしても、デザインの背景にあるものを汲み取れるようになり、デザインを見る解像度が上がったと思います。SKG卒業後もデザイナーとして幅広いキャリアを積み、企画や編集などもできる型に囚われない柔軟な動きができるようなデザイナーになりたいです。

🎨

バックグラウンドが異なる3名のメンバーを迎えてお話を聞きましたが、それぞれの強みをプロジェクトに還元しながら、自身もデザイナーとして成長している様子が伺えました。

次回はSKGのカルチャーや、デザイン・ブランディング業務を行うなかで会社全体として大切にしていることをお伺いして、スタッフが考えるSKGらしさを深堀りしていきます。

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