reina

20代後半♀。「女性であること」に現在進行形でもがき中。"摂食障害"…

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20代後半♀。「女性であること」に現在進行形でもがき中。"摂食障害"と"女性や性"に関することを徒然なるままに。

最近の記事

カフェで1食分を吸収してしまった話

地下鉄から地上に上がると熱風がまとわりつく神保町。 2月に退職した会社の同期と久々に会った。 たくさんのカフェが並ぶ中選んだのは、サンドウィッチとカレーの軽食を提供している落ち着いたカフェ。 炭水化物以外を選んでちゃんと吸収しよう、と考えていたけれど‥炭水化物しかない。 仕方なくサンドウィッチを注文した。 同期は、去年から仕事をしながら自分がやりたかった分野の専門学校に通い、今年度になって仕事をやめ専門学校と元々働きたかったお店で今働いている。 今になってやりたいこ

    • 「女の身体」から離れたい。だから痩せていくしかなかった

      もう痩せていくしか手段がなかった私は小さいころから男女の違いや男女格差に敏感で、女である自分が大っ嫌いだった。自分の身体が女の身体であることはわかっていたけれど、初潮が来るまでは「私の身体の中身の部分は男である可能性だってまだ残っている…!」と本気で思っていた。 小5で初潮がきたとき、大泣きした。女にしか来ない生理が自分にも来てしまい、「自分も女である」ということが確定してしまったから。 それでも学生時代まではほとんどを女子校で過ごしていたおかげで、自分が女であることを意

      • 母は私の写し鏡だった。摂食障害で自分の存在に気付いた

        父に言い返さない母。そこに社会の縮図をみた私の父は普通のサラリーマンで母はパートで扶養の範囲で働く程度だった。私の家庭では、父が一家の大黒柱であり、母と子は父に従うという日本の典型的な家庭だった。父にひとつ意見を言おうものなら部屋から追い出された。そう。たとえ妻である母であっても。 「誰のおかげで飯が食えてると思っているんだ」なんて亭主関白な父親が言いがちな、ありきたりな言葉を何度聞いてきたことか。何度言われようとも母はその言葉に押し黙ったままだった。その姿は私から見ると完

        • 摂食障害は私の人生に必要なことだったんだと思う

          私はいまも、「痩せていること」を手放せてはいない。けれども、自分が摂食障害であること、あったことを客観的には見つめなおせるぐらいには精神的に回復してきているように思う。 私にとって「摂食障害」とはなんだったのだろうか。今の段階で思うことをまとめておきたい。 連日の過食で身体は回復傾向。その中で見えてきたもの拒食の頃から考えていたことがある。 私が「食べずに痩せていることを選んでいる」のは、社会の常識・世の中の「当たり前」に対する全力の反抗であり、逃げなのだ、と。 普通

        カフェで1食分を吸収してしまった話

        • 「女の身体」から離れたい。だから痩せていくしかなかった

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