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探究が大詰めになる時期

Google for Education認定トレーナーの笠原です。

勤務校の探究学習が少しずつまとめの時期に入っています。入学してから約半年間に「体験」をしてもらうことを中心に色々なことに取り組んでもらいました。

まだまだ、荒さはあるものの実際に自分たちで一次情報をつかみ、それに基づいて自分たちでコンテンツを作ってみる…という体験をしっかりと一回りしてもらうことを期待しています。

実際に、色々な場面で生徒に自分たちで役割を果たしてもらおうと任せてみると進んで色々なことをやってくれています。

やってみようで進む

私立だからと言って抜群の設備がある訳でも、教員がスーパーマンだらけという訳ではありません。

普通の教室の設備に普通の教員たちが探究学習を進めてある程度のまとめにたどり着くまでには、様々な七転八倒がありました。

リソースも無限にある訳ではありませんので、一生懸命、無料で使えるものを集めて、内容について教員同士で打ち合わせを行って、生徒の成果につながるように取り組んでいます。

例えばかなり参考になったのはこれです。

1コマ10分くらいなので授業にも使いやすいですし、忙しい仕事の合間に教員が確認するのにもとても助かりました。

その上でお手本を真似してみようと色々とやってみると、だんだんと手触りが分かってきて、少しずつ毎回の授業で何が見えてくるようになってきました。

毎週毎週、少しずつ続けていると、こうしてみたい、こういうことを作りたい!という気持ちが先生も生徒も出てくるものですね。

小さい毎週の授業でも、だいぶ遠くまでやってきた感じがします。

ICTのおかげで

一人一台Chromebook体制になって二年目の勤務校ですが、だんだんと毎日使うことが当たり前になりつつあります。

探究学習は基本的にはグループで進めているので、出席停止などで授業で参加できないような場合であっても、ChatやMeetで生徒が自然と場所にかかわらず協働学習を進めている様子が見えます。

自分がしつこくお願いしていることもあり、勤務校でGoogle Workspace for Educationの機能はほぼ活用出来ています。そのため、日常的にGoogleのツールで連絡を取ったり作業をしたりしているので、探究学習でも日常の延長として普通に使っています。

Googleに限らず、Canvaもかなり使っていますので、構内にはCanvaで作ったポスターも多く見られるようになっています。

色々なものがICTのおかげで少しずつ変わり始めています。学校の雰囲気や生徒の出来ることがどこまで広がっていくのか楽しみです。

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