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国語の授業だから声を出そう

Google for Education認定トレーナー/コーチの笠原です。

今年の国語の授業は高校一年生と高校三年生を担当しています。

高校三年生になると、さすがにじっくりと文章を読む時間や解説の時間が増えています。

一方で高校一年生については、これから高校の学習を始めるぞ!という段階であるので、色々な言語活動をじっくりと行っているところです。

個人的に高校の国語科の授業でまず土台としてしっかりとしたいと思っていることが「自分の声を出す」ということです。

練習しないと声はでない

コロナ禍の影響で、かなり声に出すということがやりづらい時期が続いていました。そのため、しっかりと声を出すということを授業で扱うことが難しい時期が続いていました。

そのような状況で個人的に気になっていたことが、やはり子どもたちの声の出し方が極端になっているなぁということです。

急に鋭く尖った声を出せるのに、発表などで相手に伝えようとする時にはボソボソとしている…そんな様子が気になっていました。

やはりなかなか伝えるために話すという練習が出来ずに来てしまっている影響が大きいのだろうと感じます。

ただ、最近は少しずつ声を出すことも取り入れられるような状況になってきたので、自分の授業では時々、声を出す練習を取り入れるようにしています。

声帯は筋肉のようなものですから、しっかりと動かす練習をしないと、適切な声のコントロールって難しいのですよね。国語の授業だからこそ、声というものにこだわって、少し練習してみる。そういうことの積み重ねは大きな差になる。そういうことを考えています。

声を出すのは楽しい

大したことはやらないのですが、授業の中で少し発生に意識したことをしながら声を出してみると、教室は良い感じに温まりますね。

身体をちゃんと使っているからこそ、しっかりとした声が出るのです。しっかりと身体を使えば、なんとなく気持ちも高まるものです。

一緒に声を出せば一体感がなんとなく生まれますし、バラバラに練習しても色々な声が響いてくることに面白さを自然と感じるものです。

高校の教室では、相対的に「話すこと・聞くこと」の配当は少なく、油断していると三年間で声を出すという経験が生まれないという危惧すらあります。

声を出すという経験をしないままに、卒業させて良いのかという点には個人的には疑問があります。

そのため、自分の授業では話し合いをさせるときでも、余裕があれば色々と声の出し方を工夫することをやりたいと思っています。


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