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こういう読書記録アプリが欲しかった!

Google for Education認定トレーナー&コーチの笠原です。余談ですが、今回の更新でnote開設以来100週連続更新です。今後もよろしくお願いします。

さて、本日は全国の読書家、特に紙の本が好きな方に刺さりそうなアプリであるbiblogを紹介します。

紙の本を傷めないで記録できる

このアプリが「紙の本好き」に刺さる理由は「本を傷めない」という点が大きいです。

本の読み方は人によって異なるので本に直接書き込んで楽しむ人がいるのも事実ですが、一方で本を汚すのが嫌な人も一定数いますよね。実際、自分は付箋を貼るのもやや抵抗があるくらい、紙の本はそのままにしておきたいタイプです。

また、図書館で借りた本や既に絶版になっている本には物理的に何か手を加えることはできないので、読書メモが必要であれば手動で転記が必要です。

そういう需要に対して見事に答えてくれるのがこのbiblogというアプリです。

このアプリは読書メモを取りたいページを写真で撮って、記録したい部分を選択するだけで簡単に記録ができるので非常に便利です。手動になりますが、ページ数も記入できるので後から引用元を探すのにもお手軽です。

本のタイトルや著者の書籍情報についても、本のバーコードを読み取れば自動で入力することが出来るので、記録を残すこともラクラクです。

出力は画像データで

ちなみにアプリに記録したデータは画像データで出力することが出来ます。

画像は苫野一徳先生の『教育の力』の引用をしてみた画像

AmazonのKindleのハイライトもこういう形で出力できるので、割と馴染みのある形かもしれませんね。

Google KeepあたりにストックしていけばOCRもかかるので汎用性がある気もします。

欲をいえばテキストデータで他のアプリに転送できるのが理想ですが……著作権などの絡みもあるので難しいのかな?人力ではありますが、読み取ったテキストデータの編集画面でテキストをコピーすれば他のアプリに転記できます。

手書きが嫌いな人の読書メモの事情

自分は国語科の教員ですが手書きが嫌いです。手書きでノートに綺麗に記録を取っておくということが出来ないのです。だから基本的にはデジタルツールで読書記録などは記録することになります。

ただ、デジタルツールの読書記録の不便なところは、読書を一旦、中断してメモを取ることになることです。手書きのメモだと読書体験として中断された感じはしないのですが、デジタルツールは起動の度に読書が中断される感じがあります。うっかりすると別のアプリで気が逸れることも多いですし。

その点、このアプリはボタン一つで写真をとってサッと記録をできるので、読書が中断されるという感じが最小限になる感じがします。

読書メモは残した方が良いと思っていても、なかなか気持ちよく記録を取ることが難しいため、習慣が難しいところです。しかし、biblogを使えば、基本的には写真に撮るだけでサッと記録を残せるので嬉しいですね。

注意点

基本的には使用感のよいアプリなのですが、一つだけ弱点があります。それは文字化するために仕方ないことではあるのですが、図表入りのページは読み取りが上手くいかないケースがあります。改行がおかしなことになります。

また、ページにヘッダーやフッターがあると、そちらが干渉してきて読み取りが上手くいかないケースもたまにありました。こちらは写真を撮り直せばあまり問題はありませんが。

アプリの読み取りのクセみたいなものについては、慣れてくると上手く扱えるようになるので、そのうち気にならなくなる感じがします。

電子書籍ならばBookNotion

なお、電子書籍の読書記録アプリとしてはBookNotionがかなり優秀です。

※有料化されて無料だとかなり使い勝手が厳しいですが……月額300円程度なのでNotion使いならばサブスクリプション契約して損はないでしょう。

BookNotionとbiblogで溜めた記録を一括でNotioなどで管理できるようになればかなり便利だと思うのですが、それにはまだもう少し工夫が必要です。

biblogからの出力が今のところ画像データになってしまうため、ちょっとした工夫をしないと一括したデータベースにならないので、ちょっと工夫を考えたいところです。

参考になるレビュー記事

ちょうど一週間前にライフハッカーでレビュー記事が紹介されていました。

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