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実は双極性障害II型だった件

昨年は、人生の節目だったと思う。

私は十数年前に重い鬱状態になって以来、度々心身の不調を繰り返して通院を続けて、うつ病だと思って生きてきたが、昨年、これが双極性障II型との診断が下された。

近年の私にとって、最大の「生きづらさ」は眠れないことにあったが、昨年ぼちぼち睡眠の質が安定した状態になったので、二番目の「生きづらさ」について医師に相談した。

それは「不定期に、衝動的に買い物するなど散財して困ることが10年くらい前から続いている。」ということ。それが双極性障害の躁転にあたると見做されたのだ(要約。このようなコミュニケーションだけで診断がくだることはないと思う。念のため。)。

その「衝動」に自覚がなかった頃は、従来の自分とはかけ離れた趣味嗜好のテリトリーで散財していた。あとあと冷静になったときに「なぜこれを買ったのか。購入に至った文脈がわからないな?」と思うのが常であった。

10年ほどかけて「衝動」は、購入を決めた経緯がわかる程度にコントロールできるようになったが、やはり少し検討が足りず買ってしまったりの「衝動」はつきものだ。

(双極性障害界隈では、この「衝動」を発作と表現するようだが)私は診断によって、「衝動」と棺桶に入るまで付き合っていく使命を受けたようなもので、新しい生き方の模索を強いられている。

ちなみに、昨年11月から”発作”が始まり、処方薬を増やしたり、あの手この手で「衝動」を押さえ込んでいるが、今日はミックスナッツが段ボールで届いてしまった。

躁転というと楽しそうなイメージを抱く人もいるかもしれない。私もそうだった。
自分でコントロールできない「衝動」と共生するのは、孤独だし苦痛を伴うものだ。
私が「双極性障害」と上手く付き合うには、まだまだ時間が必要だと思う。





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