新型コロナ罹患後症状(新型コロナ後遺症)とは?

新型コロナウイルスに罹患した後、感染性は消失したにもかかわらず一部の患者には様々な症状が残っていたり、特別な原因もなく新たにもしくは再び症状が出ることがあります。

私の場合はcovid-19に罹った後に継続した症状は明確なのは咳と痰です。
また、もしかしたらcovid-19に罹っている時にもあったかもしれないけれど、治ったと思った後でなんか変だと自覚したのが疲労感・倦怠感や筋力低下。
罹った後に出てきたと感じるものに筋肉痛・関節痛などの痛みと脳の認知機能の低下、体感温度の低下。
そして、罹患から一か月以上過ぎて現在新たに感じているものにひざの痛みがあります。
この何処までが羅患後症状なのかをまだ医学的に明確には出来ていません。

また、こうした症状が出たとしても1か月程度で治まる方々が多いそうです。
しかし、それが長期にわたって残る人がいることも示されており、そうした症状を総称して羅患後症状と呼んでいるようです。
一般的にはコロナ後遺症などとも呼ばれており、外国でもlong-covidをはじめpost covid conditions、post-acute covid-19 syndromeなどなど様々な呼ばれ方をしています。
また、国内外での定義も定まってないために研究時のデータにおいてはどのような定義の元でのでデータであるかを知る必要もあるようです。

WHO(世界保健機関)においては「post COVID-19 condition」について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後の症状は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものである。通常はCOVID-19の発症から3カ月経った時点にもみられる。
症状には、疲労感・倦怠感、息切れ、思考力や記憶への影響などがあり、日常生活に影響することもある。COVID-19の急性期から回復した後に新たに出現する症状と、急性期から持続する症状がある。また、症状の程度は変動し、症状消失後に再度出現することもある。小児には別の定義があてはまると考えられる。
と定義されています。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント第2.0版

これを受けて日本の厚生労働省においては「post COVID-19 condition」の和訳である「COVID-19後の症状」=「罹患後症状」という表現が使われています。

ちなみに、この定義ではまだ私自身は2か月を経過していないので羅患後症状ではないのでしょうか?
しかし、今現在この状況が続いており、それによって困っている事には変わりがありません。

こうした症状が原因で働くことができなくなり、この2か月の間にすでにお金が尽きてしまってどうしていいのかわからない状況になっている方だっているかもしれません。
実際に私自身もそのような状況を危惧していました。
そして、私のような現状の方も少なくないと感じています。

今回このように情報発信することが他の多くのコロナ後に体調を崩して不安になっている方の役に立つ情報となることを願っています。

私も体調が万全ではなく一遍に多くの情報を書き記すことはできませんので少しづつになってしまうとは思います。

お急ぎの方は下記をご参照ください。
厚生労働省:新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html

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