見出し画像

誰が為に~学校の変え方

この記事の在り方の説明

 教員を辞めて3度目の春。また、挑戦の季節が来たのだ。

 この記事が掲載されているマガジン「地域教育の拠点/シン・フリースクール」では、2023年から創っているこれまでにない教育施設ができていく過程を、構想段階~人集め~活動の様子、と余すところなく紹介していこうと思っています。

 マガジンとして綴っていく目的は、第一には「軌跡の記録」、第二に「より多くの方へのフリースクールや教育を取り巻く現状の周知」ですが、第三として「若手教員や教育関係者への私の構想する教育実践のアピール」及び「これからフリースクール作ろうと考えている方への助力」にもつながればと思っています。
 そして、それらは「理想的な教育実現で誰もが幸せに」という究極的な目標につながっていきます。
 ですから、「誰が為に書くのか」と聞かれれば「全ての子どもと大人のために」ですが、この記事を通して、この地域の子どもたちと当方フリースクールの同志には「当方での十分な体験活動費用」を、全国のフリースクール関係者、真剣にこれからの教育について考えたい教育関係者に「これからのために有益な情報」を実現したいです。以上の理由から、この先一部有料とさせていただいています。

 以下に、【若手教員・教育関係者向け】で文章をしたためます。上記の理由から有料ですが、「フリースクールへの寄付」のつもりでお金を払っていただいても、「記事を読んで料金に満足」してもらえるような文章を目指したつもりです。記事全文で約11000文字。全身全霊で書きました。ぜひご一読ください。

【若手教員・教育関係者向け】

 ここでは、公立学校教員11年(小学校8年中学校3年)の経験と、フリースクールを運営しつつ非常勤講師として未だ公立学校に出入りがある私ならではの視点で、「学校・教育をめぐる課題」と「考え得る対策」について記していきます。
 現在の日本の学校や教育に多くの問題があり、それを変えていきたいと考えている方が学校組織の内部にもいらっしゃると信じ(あらゆる組織は内圧でしか大きな変化を望めないものなので)、内部から変えていこうと考える方の具体的な実践法を示します。
 見出しに「若手」と銘打ったのは、若さゆえの柔らかい頭と行動力に期待していることに加え、私自身の実践がベテランの方には重宝がられないと思っており、ターゲットを絞ってより活用率を上げようとする意図があります。とにかく、具体的に「学校の中でできることはこれだ!」と明日すぐ使える形で情報発信していくことが社会に対して私ができる意味のあることと考えます。

ここから先は

10,156字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?