マリアは遅れて現れる

チャクラ瞑想にハマっていたころ。第一チャクラから第七チャクラまでの、尾てい骨から背骨の7つチャクラすべてが反応するような、素敵なパートナーを見つけたかった。
股間が反応する、下丹田がギュッとする、上丹田が張る、胸が開く、喉が通る、額が光る、頭にはインスピレーションをもたらす。
そんなパートナーを探していた､、、。

駅前の広場やイオンタウンで、僕は探す。
マリア、彼女を探せ！
彼女はどこにいる？僕のマリア、マリア、マリア。

結局、一人にも声をかけられなかった去年。ナンパでうまくいくタイプではなかった。
駅前広場で仲良くなったのはマリアのような女性ではなく、パイプを吸うおじさんだった。おじさんと煙を吸う、時間が過ぎた。

でも、今年の夏は違った。

僕はついに、マリアを見つけ出したのだ。生まれてはじめての女性との交際。この人、という子に出会えた。

夏休みが残りわずかだと思うと少し気が滅入る。いつも彼女と一緒にいられる時期はもうすぐ終わる。それはしかたないし、必要なことだから、大切に噛み締めたい。気分のムラはいまもあるけれど、自分の機嫌を取って相手を大切したい。
　
去年のチャクラのナンパ作戦が成功しなくて良かった。孤独に瞑想ばかりしてないで、心を開いて異性と話すことを学んだ。人生何が起こるか分からない、七転八起である。

チャクラといえば、うずまきナルトのようなカップ麺生活具合も改善、今日はもやしとキムチと鶏肉の鶏ガラスープを作って冷凍ごはんと食べた。これも彼女に教えてもらったのであった。ありがとう。