マガジンのカバー画像

にっき

137
運営しているクリエイター

#推敲

私は推敲が苦手だ

私は推敲が苦手だ

Oxford Languagesによれば、「推敲(すいこう)」とは「詩や文章をよくしようと何度も考え、作り直して、苦心すること」だそうだ。昔から、そういった作業は苦手だった。単に、見直すということが面倒だったのだと思う。

例えば小学生のころ、テストの時、一度最後まで問題を解き切ったら、そのままにしていた。うっかりミスがあっても「たまたまだし」と言い訳をしていた。

さすがに今は、仕事のチェックは

もっとみる
小説を書き直す作業。

小説を書き直す作業。

今日は昨日より、どこか憂うつで。

外に生えている木々が日に照らされ、窓のブラインドに陰をつくっている。時々風に吹かれ、陰がゆらゆら揺れていて、それを眺めていると、心が外を散歩しているような、そんな心持ちになる。

以前書いた小説「蝉しぐれ。」を書き直している。読み返すうちに、物足りなくなったというか、もっと作り込みたくなった。

梶井基次郎の「檸檬」などは、京都の街並みを見て歩き、そこで過ごした

もっとみる