ネガティブパフォーマンス。

ネガティブな人は嫌われます。


努力家で用意周到な人は尊敬をされます。


用意周到な人はポジティブな考え方から生まれにくい。

「これをやっておくと良いことがあるから用意して備えておこう」となるのは、用意した事が上手くいった事象を知ることによって生まれる言葉である。

不安を感じるから用意をするし、最悪を想定して用意をする。

それは人間が培ってきた生きるための予防策である。


スポーツをしているとプロになればなるほど、当たり前だが技が多くなってくる。それは色々な経験をして、「これをしたら失敗する」という経験則でそれに対応した技を作っていく、その失敗をしない為の予防策がプロの多彩な技を作り出しているのだ。


世の中のストーリーはネガティブを悪い者として扱う場合が多い。

嫉妬に狂った人は悪者として描かれることが多いし、新しい改革に反対する人は新しいことを始めようとする人の足かせのような人に描かれる。


嫉妬に狂った人もその嫉妬を糧に成長して行くストーリーがあってもいいし、新しい改革は反対の意見のほうがロジックがしっかりしているかもしれない。


ネガティブも使い方で上手くいく場合が多い。

誰かと比較する事もその人を超えようと頑張るための推進力になるかもしれない。

不安で用意したことはその不安が当たった時に物凄い貢献をするかもしれない。

保身的な考えが革新派の考えの穴を見つけて共倒れする事を回避するかもしれない。

卑屈な精神が馬鹿にした人をいつの間にか超えて先のスキルを備えているかもしれない。

この様にネガティブは原動力や違った視点で物事を見る大事なスキルである。


ポジティブを信仰する風潮があるが、一度ネガティブの魅力にもフォーカスするのもまた違った視点をくれるかもしれない。

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