自分の基準。

人は生きている中で沢山の選択をする。

結婚や出産、ある人は起業、ある人は仕事選びなど、様々な場面で重要な選択を行なっている。


自分は幸せになりたいと思って大半の人は生きている。  


ただ現実を見ると、この人だと決めて結婚した夫婦が数年後に破綻していたり、バリバリ働いていた人が健康を害して仕事が出来なくなった途端に精神病になったり、事業を成功させて沢山のお金を持っている人が全てのことに満足していなかったり。


成功の計画や幸せイメージをしていたのに現実はそうなっていないことが多い。


現代人は人の話が耳に入りやすくなった。

テレビをつければきれいな芸能人がどや顔で自分の充実した生活を切り取って紹介しているし、SNSを開けば日常の幸せな一時をあたかも一生続いているような見せ方の投稿もある。


昔だったら家の近くのお金持ちの人の自慢話を聞いいて「金持ちスゲー」で終わっていた話も今は地球の裏側の人の自慢話まで聞こえてくるようになった。


そんな中で生きる現代人はたくさんの人の成功に惑わされる状態になっている。


就職一つとっても、会社ではトップ中のトップの人の経験が会社の成功基準になっていることは多い。

そしてあなたに「あなたはこのように成功しなければならない」と言った考えを植え付ける。


その勝手な成功パターンは届かなかったときに「私はダメな人間だ」と自己嫌悪にさせる能力がある。

例え、その基準に届いて超えられたとしてもそれは新たな会社の基準になって、大きな壁としてできなかった人を淘汰してしまう。

それもこれも元は他人の基準に基づく成功なのだ。


私達は自然とそれを聞いて学んでしまっている。


そんな世の中で生きている私達はどうすれば幸せに満足することができるのか。


私なりの考察を書きたい。

ただ、これも私の考えた答えになるので押し付けたい訳ではない。考え方の参考の一つとして使ってもらえると嬉しい。


私は今の世の中を上手く生きるには、自分の基準を作ることと、今持っている自分を大事にすることだと思う。


まず基準を作ることは他人の意見に流されない為の基準で、自分勝手になっていいわけではない。

自分の基準からみて良い考え方は取り入れればいいし、気に入らない所は除いて良い所のみを吸収することが出来る。

ただ、自分の基準がないままに人と接すると、他人の考え方に感化されやすくなってしまうので自分にとって苦しい基準も正解のように吸収してしまう危険性がある。

あくまで基準を作ることは人の基準に自分を乗っ取られない為の基準である。


そして今持っている自分を大切にするとは。

人と比較して人の持っている、自分にはない能力や才能に嫉妬してしまう。

ただ、それ以上に自分の持っている価値は大きいという事に気付く事。


人と比べて劣っている所に目を向けると落ち込んだり、怒ったりする。


あなたが持っている才能はある人にとっては喉から手が出る才能かもしれない。


あなたの交友関係はある人からすると輝いて見えているかもしれない。


あなたの親はある人が欲しかった愛情をあなたに与えていてくれて物凄く誇らしい家族かもしれない。


この様にないものに目を向けるよりも自分の持っている物や事に目を向けて行くと本当に欲しい物は他人の才能ではないと気づいてくると思う。


僕の好きな言葉は「足るを知る者は富む」と言った言葉で

他人ではなく自分に一度フォーカスをしてみるのはどうだろう。












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