見出し画像

自分の仕事(職業)を特定するには?

今回は前回ゴールのお話をさせていただいたものに引き続き、仕事のゴール設定をしていくにあたって重要となる自分自身の職業機能を知ることについて書いていきたいと思います。

“仕事とは?”と聞かれたら皆さんはなんと答えますか?
私自身は恥ずかしながら、学生の頃は以下のような理解でおりました。

  • 「社会人になったら定年まで働かないといけないもの」

  • 「お金のために働かないといけないもの」

現在はそういった捉え方はしていないですが、当時はネガティブに考えることのほうが多かったです。ですが、この考え自体が誤りであることに気付き、人生全体をリッチにしていくにあたって、仕事の理解と自分の職業機能を明らかにしていくことがとても重要であると学びましたので、今回vol.03では“職業機能”について触れていくことにしました。


仕事とファイナンスを混同しないこと

コーチングにおいて「仕事」とは、「お金を払ってでもやりたいこと」で「人の役に立つこと」と定義しています。

私自身スタートアップ企業に属していますが、起業家を例にすると非常にクリアになります。
起業家は別にお金稼ぎをしたくて起業しているわけではなく、世の中のある場所に旗を自らが立て、世の中を良くしたくて起業しています。その時、お金が潤沢にあることは珍しく、銀行に借入したり、事業がスケールするに伴い、資金調達を行ったりしています。
まさに掲げるミッションを実現するために資金を投じ、世の中(人)の役に立っています。

「ファイナンス」については今回の主題ともずれるので簡単に触れておきます。
「お金持ちになりたい」「とにかく年収を上げたい」という方が多くいらっしゃいます。
では、あなたはなんのためにお金持ちになりたいのでしょうか。

コーチングにおける「ファイナンス」とは「各ゴールを実現する際の収入と支出の差分」です。つまり、お金の入りと出のバランスであること。起業家の例で出てきた資金調達はまさに「ファイナンス」と呼べるもので、実現したいゴールのために必要な資金を外から集めてきている状況でした。


職業機能とは

ここからが本題です。職業機能についてです。
前章で「仕事」とは「お金を払ってでもやりたいことであり、人の役に立つこと」と定義しました。

その上で職業機能とは何かを一言でまとめるのであれば、「自分自身は何屋で、どんな価値を社会に提供している存在なのか」を知るということです。
※決して“何屋”を当てはめるようなアイデアの話ではございません。

職業機能を特定していくには❶日々の行動に注目すること❷最も時間や工数をかけて取り組んでいることに注目することの2点が重要です。

❶日々の行動に注目すること

人は以下の点が不一致であることが多いです。

  1. 言っていること

  2. 考えていること

  3. 行動(生きている)こと

身近な例で言えば、健康のために走ろうと考えたとします。今日から走りますと周りに宣言しました。
ただ実際に日が経過するごとに、走らない日が多くなっていたり、いつの間にかにやめてしまっているなんてことがあります。
ここで重要なことは、考えていることや言っていること以上に、行動(生きている)ことの中に本音の欲求が隠れていることが多く、Factを整理していきます。

❷最も時間や工数をかけて取り組んでいることに注目すること

私自身は普段、人事という立場で仕事をしています。
採用もやりますし、オンボーディングや組織開発、退職関連にも関わります。その他、PRに関与もしています。では、私の職業機能はなんなのか?と問われた時に、「人事」が自らの職業機能にはならないです。

大事なことは、これらの業務の中で何をしている時が好きなのか、熱中しているのかを特定していくことにあります。
もう少し具体的にいうと、「これだけやっていていいよと言われたらずっと続けていられる業務」「これをやっていてお金ももらえるって最高」と言えるような業務に本音の欲求が隠れていることが多いですし、職業機能を特定するヒントになります。

故に、日々の業務の中で無意識的に最も時間や工数をかけて取り組んでいることを把握することが重要となります。


仕事の報酬は“仕事”

ソニーグループ創業者である井深大さんの言葉でもありますが、リクルート社内でもよく使われていたりしている言葉です。

モチベーション促進モデル

自らの職業機能を知ることは、自らの価値を高めていくことに繋がります。
ここまで話してきた内容を踏まえると、「自らの欲求を使ってBusiness Valueを出し、役に立つこと」が重要であるとご説明してきました。そのための職業機能の特定であると。
「自らの欲求」で仕事ができている時点で、報酬(お金)をもらう以前に、want toで仕事ができていること自体が最高の状態と言えます。
そこで成果が出るからこそ、マーケットにおける希少性や市場価値が高まり、報酬(お金)が確定していきます。結果的に後から報酬(お金)がついてくるというカラクリになっています。

自らの職業機能を把握し、それを押し広げたり深掘ったりして、世の中に価値を投じることは、自らの人生自体も幸福なものに変え、セルフエフィカシーが高まり、また新たなゴールを設定し、達成のためにアクションし、、、と高ループで循環していくために非常に重要なことであると感じています。

仕事におけるコーチングでは、この職業機能の定義から始まります。


Summary

❶ 仕事とファイナンスは分けて考えること
❷ 仕事において重要なことは「自らの欲求を使ってBusiness Valueを出し、役に立つこと
❸職業機能の特定には、日々の行動(Fact)に注目すること時間をかけて取り組んでいる業務に注目することにフォーカスを当てる


コーチングのモニター募集

さて、ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました。少しでもコーチングに関心を寄せていただいたり、人生を劇的に変化させたいなと思っている方向けに、コーチングモニターセッションを実施させていただきたいと思います。

また今回の職業機能の定義を今60min程度で実施させていただいております。

  • ここまで仕事をしてきたけど、このタイミングで自分の職業機能を明らかにし、今後どんな価値を追求していきたいかを明確にしたい。

  • 仕事を通じて、人生をより豊かにしていきたい。

と思われる方、ぜひ、DMでもフォームでも問題ございませんので、ご連絡ください!

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?