Jun Nishida

書くことで自分の経験から学びを取り出したい。 https://www.instagram.com/sjweekend

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最近の記事

京都の吹奏楽と全国の吹奏楽、ある師弟関係について

20年前、中学生だった僕は、京都の男子校で吹奏楽の"部活"をしていた。 1年生としてはじめての吹奏楽コンクールを終えた僕が見た、京都の吹奏楽と全国の吹奏楽のこと。 * * * 1-7_淀工と洛南、そして、もうひとつの洛南吹奏楽コンクールでは関西大会を勝ち抜くと、普門館で行われる全国大会が待っている。そして、3年連続で全国大会に進んだ学校は、次の年はコンクールに出場することができず、関西大会で招待演奏を披露することになっていた。(今はそのルールは撤廃されたようです) 関

    • 20年前、中学生だった僕は、京都の男子校で吹奏楽の"部活"をしていた

      2002年、今から20年前、僕は京都の中高一貫の進学校、洛南高等学校附属中学校に入学し、その中学の3年間のうち多くの時間を吹奏楽の”部活”に費やした。 楽器はユーフォニウム(ユーフォニアム)。当時の「洛南」はまだ男子校で、女性部員が多いイメージの吹奏楽部も、もちろん男子だけの部活だった。 吹奏楽部で過ごした時間は1日1日が濃密で、進学校で学ぶどの授業より自分にとって有意義で大切な時間だったし、今でもその気持ちは変わらない。でも、中学を卒業して吹奏楽をやめて受験勉強に向かっ

      • デザインをはじめて思ったこと

        自分には柔らかいことをする才能はないとずっと思ってきたし、今も変わらずそう思っている。 でも、そう思うことは自分で自分に呪いをかけているようなもので、やってみると、じっさいに手を動かしてみると、少しずつ上達することもわかってきた。大事なのは少しの辛抱なのだ。 頭というのはよくできていて、危険を察知すると先回りして「不安」という信号を出し、行動を思いとどまらせる。そのようにしてたとえば柱の影から出てくる車を避けることなんかができるのだけど、不安ばかりが先行しすぎると行動が過

        • これからのこと

          30歳になったばかりのときにはそうはっきりとわかっていたわけではなかったけど、32歳にもなるとさすがにもう20代には戻れないんだと、決定的に自分は20代ではないんだとまざまざと自覚させられて、そんなふうにもう戻れない時間のことを強く思うのは、いまの自分に割り切れないものがあるからなんだろうか。 * * * 年をとるにつれて、自分にできることがわかってきて、同時に、自分にはできないこともわかってくる。 それも、自分は野球選手にはなれないだろう、なんてあたりまえで自分の存在