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上念省三
2023年4月7日 17:09
吉増剛造詩集『草書で書かれた、川』1977年、思潮社高3の時に、おそらく京都書院で買った。京都書院では、「遊」や稲垣足穂、現代詩文庫、いろんなものを知り、買った。吉増の詩には、速度記号が必要だ。「多摩川 高麗川の 川のむこうに 不思議な 病院がたっていて 川を渡ると 消える」と始まる冒頭の「老詩人」と、「ぼくの歌集の第一頁には不思議な銅版画がある」と始まる「空中散歩」では、自ずとスピー
2023年3月1日 21:30
2023年1月15日、元町映画館 で 井上春生監督、吉増剛造がジョナス・メカス の一周忌を訪ねるという映画『眩暈』。 吉増さんの詩の誕生のプロセスを追い、ジョナス・メカスとの交流、ジョナスへの思い、ジョナスの魅力がよくわかることはもちろん、ニューヨークという街の魅力、移民である彼のまなざし、そこで詩が生まれること、そして吉増さんやメカスの表現をめぐる至言。 この日は井上監督の舞台挨拶があり、