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Espoo Museum of Modern Art|DAY74

今日の午後はEspoo Museum of Modern Artに行ってきた!エスポー市というのは私が通っているアールト大学や寮がある場所の名前。元々ヘルシンキ中央公園に行こうって話してたんだけど、あいにくの天気(というかここ最近は晴れることの方が珍しい)で室内の行き先に変更することに。

ミュージアムカード(フィンランドの美術館・博物館の年間パスポート)を持ってることもあって結構美術館・博物館に行くこともあるんだけど、これまで行った中で1番良かった!
というのも、まず何より規模がでかい。(笑)フィンランドの博物館・美術館はどこも案外小規模のところが多くて、じっくり見ても1時間ちょっとあれば終わっちゃうようなところが多い。そういう意味では「せっかく時間かけて来た割にはすぐ終わっちゃったな〜」みたいなこともたまにあるから、見るものの数が多いとそれだけで興奮してしまうのです(笑)
1階はフィンランドデザインの中でもよく知られる分野の1つ、ガラスやセラミックの展示。でも見ていくうちに、前にデザイン・ミュージアムで見たのよりも「柄」が多いな〜って思い始める。

実用性重視というよりは完全にアート
デザインなら食器や花瓶が作られるところがここでは完全にアート!

フィンランドと言うと「デザイン」っていうイメージが強すぎてすっかり頭から抜け落ちていたけど、これはデザインミュージアムではなく、アートミュージアムだったことをそのとき思い出した(笑)前にもちらっと書いたけど、フィンランドのデザインは特に「いかに優れた品質・見た目のものを大量に生産することでなるべく多くの人に届けるか」を考えて作られてきたものが多いから、そういう意味で一つ一つ手で作られる芸術・Fine Artに比べるとデザインは劣ったもの、みたいな位置づけをされてきたそう。だからiittalaとかArabiaのようなフィンランドの代表的なブランドの製品の上に芸術的な絵を描いたりすることでその2つを融合させよう、っていうようなコンセプトの展示でした。確かにシンプルを極めたフィンランドデザインとはまたちょっと違う印象だったけど色使いやモチーフがフィンランドらしくて、フィンランドの家具で家を揃えるとしたらフィンランドデザインの家具を日常使い、今日見た作品たちをインテリアにしたらシンプル過ぎずもフィンランドらしさがますます際立って素敵だろうな〜って想像してました(破産)。

これに加えてEspoo City Museumと2階の企画展があるという豪華さ。3時間滞在してもまだ見きれないくらいボリューム満点だったので、企画展が変わるタイミングにでもまた行きたいな〜って思ってます。
Moi!


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