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昨日はSUNABACO天草で「地域産品をどう売るか?」というトークイベントにゲスト出演してきました。

イベントの中で「消費者は消費することに意味を見出している」とお話をしましたが、イベント内では語りきれなかった内容をお話します。

商品価値=機能価値×感情価値

本来商品は機能価値が100点満点であれば確実に売れるはずなのです。しかし、現在のモノ溢れ時代においては、機能価値以上に感情価値が大きなウエイトを占めています。本来あるべき価値の基準が大きく歪んだ、異常な時代である事を認識した上でものごとをすすめなければなりません。

少し感情価値について考えてみましょう。
今までの感情価値とは、そのブランドの背景にあるストーリーや空気感で、妄想とも言い換えられるものでした。今までのものを感情価値1.0だとすると、現在は「感情価値2.0」とも言える時代に突入しています。きっかけとなったのは、SDGsとコロナ禍であると言って間違いないです。

コロナ禍を経験した消費者は、
消費することに意味を見出している。

商品を購入することで、自分がどう世の中と接点を持つことができるのかという点が重要なキーワードになっています。

これからの時代は消費者ニーズが二極化すると
思っています。
①機能・価格条件が適正であれば良い
②消費することで世の中の一部と接点を持つことができる

個人的な考えになりますが、地域産品は②を目指すべきです。高機能な商品をそこそこの価格で販売する経済活動は、グローバルサプライチェーンにおまかせすれば良いのです。

語弊があってはならないので付け加えると、地域産品をより高く売って儲けましょうということではなく、地域産品を販売することで、生産者を含めた関係各社が持続した取組みができるような適正価格で販売をしていく事が重要です。地域で持続可能な取組をしながら、地域としてどう世の中の一部になっていくのかが、地域産品を売るための大事な理由になっていきます。

大好きなフランク・シナトラの歌New York, New Yorkの中に重要なキーワードがありましたのでご紹介します。
Start spreadin’ the news, I’m leavin’ today
I want to be a part of it
New York, New York

フランク・シナトラ「New York, New York」歌詞

当日のトークショーについて、アーカイブが残っていたので、興味ある方はぜひチェックしてみてくださいね!!
https://www.youtube.com/watch?v=5Kx4dVsqk3c


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