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関係人口がもたらす数値効果を公開したい。

久しぶりの更新となりました。
地方創生プロデューサーの秋山です。
最近愛媛での主な仕事は、毎月3本発信力のある著名人の
方々と一緒に愛媛の魅力発信をしています。

先日「僕らのあざとい朝ごはん」という
WEBドラマの撮影が松山市北条でありました。
このドラマ撮影にほんの少しだけ関わらせて頂きました。
関わると言っても、
「撮影するなら愛媛で撮影してほしい〜!!」
と発言しただけで、それ以外の関わりは
炊き出し担当くらいなので、
ほぼ関わってないのと同じですけどね。

予告編が公開されたようなので貼っておきます。


この撮影にほんの少しだけ関わったことで
とても勉強になったことがあります。
ドラマ撮影となると最低でも2週間で延べ200人以上の
関係者が地域に出入りをします。
その関係人口が地域にもたらす目先の経済効果は
かなりインパクトを発揮します。
そして、関係人口がもたらす効果は、
目に見えやすい経済効果だけではなく、
たくさんの情報を運んできてくれます。
1人でも多くの関係人口を築いていくことは、
地域にとってとても重要なことです。
仕事で関係人口を作る際のポイントが2つあります。

①多拠点居住者が軸となって地域価値を伝える

地域の魅力を伝える際に、多拠点居住者(特に都市部を
1つの軸に持っている方)が中心となって、
その地域の価値を伝えることが重要です。
その地域の長年居住している方では、
都市部に居住する方が感じる価値を、
当たり前の事と思って、価値として伝えることが難しいからです。
地域の価値が正しく伝わった時のインパクトはとても大きく、
都市部に戻ってからの口コミ効果が期待できます。
デジタル時代と言えども、本当に価値のある情報は
体感価値×人という点で、今も昔も変わりはありません。

②二度・三度と関係維持をする設計

一度関わって頂いた方には、
断続的に関係を維持出来るように設計をすることが重要です。
どんなに価値を感じて頂いても、一度だけでは本当の意味で
魅力を伝えることは難しいです。
理想は地域と二度・三度と地域と関わるうちに、
気がつけば「第二の故郷」と思ってもらう事が重要です。

この効果を知っているからこそ、
地域に撮影誘致をしたいという強い気持ちがあります。
地域の方々の100%の理解が得られると良いのですが、
実際には理解を得られない点もあります。
撮影に限らず、断続的に地域に足を運んでもらうことで、
地域の方の暮らしにどの程度経済効果があるのかを
的確に数字で伝えることができれば、
地域の方々からも今まで以上のサポートが受けられるのでは
ないかと強く感じました。

関係人口が地域にもたらす経済効果みたいな数字はネット上に
転がってはいますが、もっと踏み込んだ数字が必要です。
1人がその地域にいくら使って、結果として地域にどの位の
税収が見込めて、地域の方々の生活にどのくらいのインパクトが
あるのかを数字化できたらなと思います。

この数字化こそが、地域一体となったおもてなし、
その先につながる地域活性化の
キーポイントに違いありません。

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