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食の話2 葉付きの大根に想う

近所の農家さんでは無人販売機があり、百円か二百円を入れると、小さな扉が開くので、そこから自分で野菜を取り出します。
私はよく利用するが、先日も、葉っぱ付きの大根を百円で買った。

この葉っぱ付きというところがミソなのです。
大体、スーパーで売られている大根は、ほとんど葉は切り取られていて、大根本体のみとなっているのが普通です。時々、葉付き大根を見かけることもあるが、稀です。

私はこの葉っぱが好きなので、葉付きの大根をいつも求めているのだが、ほとんどのスーパーでは見かけることはまずない。
やはり、輸送時の手間とか、がさばるとか、傷んだ葉の始末とか、色々な事柄を考慮してのことなのでしょうが、残念に思う。

葉には大根本体にはない栄養素もあると思うし、私はこの葉を小さく切って、塩で揉み、浅漬けにして食べたり、ゴマ油で炒めた葉で味噌汁を作ったりして食べたりするのが好きです。

農家さんの自動販売は、畑で採れた野菜を簡単に洗い、それを販売機に入れるだけで済むから、こういうことができるのでしょう。ありがたいものです。

おそらく、私だけではなく、消費者の中には私と同じような感想を懐いている人たちもいると思うので、できれば今後は、葉付き大根をスーパーでも出してほしいと願うものです。

これからは、ハイテクノロジーと自然とがマッチした時代が来ると思いますが、昔ながらの良いもの、良い習慣、良い食材の再現を私個人は望んでいます。


ヤブツバキ

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