What is your "JOBS" to Be Done 1

現在、私は大学生活と並行してINDEE japanというイノベーションコンサルティングとシードアクセラレーターを運営する会社でインターンシップに参加しています。

今回は、そのインターンで得た多くの学びの一つ「ジョブ理論」について簡潔にシェアしていきます!
「ジョブ理論」は、現代のビジネスマン必読書と言われるほど有名な理論ではあるものの、馴染みの薄い方も多いと思います。そんな方に、少しでも興味を持ってもらいたいです!

ジョブ理論について

「ジョブ理論」とは、ある商品やサービスを展開するに際して、顧客の購入までに至る行動を構造的に把握するための理論です。

「ジョブ理論」は書籍のタイトルでもあり、本屋のビジネス書籍コーナーで平積みされているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
 インターンシップでは、この「ジョブ理論」を基に企画の立案を行いました。理論の概要だけではなかなかピンとこないと思うので詳しく解説していきたいと思います。


ジョブ(JOBS to Be Done)とは

この理論を理解するために最も重要な要素は「ジョブ」(JOBS to Be Done)という考え方です。
「ジョブ理論」では「ジョブ」を「特定の状況で顧客が成し遂げたい進歩」と定義しています。また、特定の状況から進歩を成し遂げた状況に近づくことを片付ける(to Be Done)と、顧客がジョブを片付けるために商品を購入することを雇う(Hire)と表現しています。
つまり、顧客は成し遂げたいジョブを片付けるために商品をHireする。これこそが「ジョブ」(JOBS to Be Done)の基本的な考え方です。

ドリルか穴か

「ジョブ」の具体的な説明に入る前に、「ジョブ」をより明確に理解するためによく用いられる「4分の1インチのドリル」についてお話ししたいと思います。

ホームセンターにドリルを買いに来た人を想像してみてください。
DIYであったり自由研究の工作のためかもしれません、とにかく木の板に穴を開ける必要があるとします。

おそらく一秒間で穴を開けられる高速ドリルや怪我のリスクがない安全ドリルなどが並ぶ棚の前で少しは迷うでしょう。
しかし、様々なドリルと並んですでに穴の開いた木の板が売っていたとしたらどうでしょうか。
多くの人はその板をカゴに入れるのではないでしょうか。

ここで言いたいことは、顧客が欲しいの穴を開けるためのドリルではなく、穴そのものだということです。
つまり商品(製品やサービス)の購入者はその商品自体ではなく、商品が顧客が解決したい課題に対して発揮する価値に対価を支払っているのです。


おわりに

 ジョブ理論の “ジョブ” について少しイメージは持っていただけたでしょうか。
次回の記事では、本題のJOBS to Be Doneについて具体例を挙げながら説明していきたいと思います!

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