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57.自分を活かすせばワンネスになる

今日は、「自分を活かせばワンネスになる」ということを書いていきます。

まず「ワンネス」とは何かということを説明すると、「宇宙も地球も自然も人も全てが繋がって一つである」ということです。

そもそも、この宇宙はビックバンから始まったといわれていて、宇宙誕生の10の-36秒後から10の-34秒後という超短時間に、極小だった宇宙が急膨張し、その際に放出された熱エネルギーがビッグバンの火の玉になった、といわれれています。

つまり、この宇宙は、もともと微細な小さな点だったわけであり、ひとつであったということです。

また、地球の自然環境は大きなひとつの生体系として成り立っているし、宇宙の数ある星々も互いに連携し合って動いているという視点に立つと、地球も宇宙もワンネスであるということができます。

他にも「ワンネス」という言葉は、人が何かしらのきっかけで大きな氣づきを得たりする場合に使われたりするもので、この氣づきが原因となって生き方そのものが変わってしまう、といった話をよく聴きます。

では、なぜ人がワンネスの感覚を持つと生き方が変わるかというと、人間には、地球上で唯一「自分」という概念を持ち、分離感を思って生きている生物だからであり、ふとした瞬間にそういった分離感を手放すことができると、「全ては一つである」という認識を持って生きるようになっていくからです。

そう考ええると、「自分」という言葉は言い得て妙です。

以前の記事でも書きましたが、人はこの地球で生命を宿すときに、魂が本来持っている記憶を忘却させるという仕組みがあり、その際に「全てはひとつである」という認識も忘れている、ということができます。

あるいは、現代の社会は、我々が育っていく過程で分離感を感じてしまうような構造になっていることから、ワンネスの意識を持ちづらいということもできます。

いずれにせよ、現代の我々はワンネスの意識が希薄であるため、「全てはひとつ」という感覚を持つことが難しかったりします。

とはいえ、ワンネスの認識を持てるかどうかは別にして、「宇宙も地球も自然も人も全てが繋がって一つである」ということが事実であるということは明白です。

そして、我々が、この「宇宙も地球も自然も人も全てが繋がって一つである」という認識を持って暮らせるようになると、お互いがお互いを支え合うというワンネスの共同体を生み出すことができるようになり、平和で調和の取れた社会を創造できるようになるといっていいでしょう。

では、平和で調和の取れたワンネスの社会とはどういう社会なのかというと、自分の得意なことを持ち寄って互いが支え合う社会ということになると考えます。

人には、必ず得意不得意があるものであり、不得意なことをどんなに頑張っても、長続きするものではありません。

また、不得意なことを無理をしてやっていると、それがストレスになってしまうため、心身共に疲弊していくものです。

その一方で、自分が得意と感じることや楽しいと感じることは、飽きることも無理をすることもなく、継続してできるものです。

こういったことから、自分が得意と感じたり楽しいと感じることをすることで、共同体の中で自分を活かせるようになると、ワンネス社会の一員として生きていけるようになると考えることができます。

また、我々が自分を活かすことで生きることができるようになると、そこにストレスが生まれにくくなるため、病気になる確率は減っていくと同時に、生きることが楽しくなっていくため、多くの人が健康で暮らしていけるようになるでしょう。

さらに、自分を活かすことで他者に貢献できるようになると、喜びを感じられるようなるため、ますます自分を活かして、世の中の役に立ちたいと思うようになっていくものです。

つまり、たとえ最初はワンネスとう概念を理解できなかったとしても、我々が「自分を活かす」ことができるようなると、自然とワンネスの意識を身に付けられるようになっていくものです。

心理学者のアドラーは、「共同体感覚」の重要性を説いています。

この共同体感覚とは何かというと、「人間は皆互いを支え合う仲間である」ということであり、人は「共同体感覚」を持てるようになると「幸せ」を感じられるようになるといわれています。

アドラーの提唱する「共同体感覚」は、当然、ワンネスという言葉に言い換えることができるし、ワンネスの意識で生きることができれば、誰もが幸せを感じられるようになるということがいえます。

こういったことから、我々が「自分を活かす」ことができるようなって、社会の一員として活動できるようになっていけば、平和で調和の取れた社会を生み出すことができるようになり、幸せに生きていけるようになっていくことでしょう。

では、こういった社会を実現するためにはどうすればいいかというと、自分を活かす方法を知ることが大切なのだと思います。

「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、「好き」を出発点にして、それを具現化していくことができると、やがて、自分を活かす道を発見できるようになって、それを極めていけば自然と自分を活かしていけるようになっていくものです。

また、「自分の好きを信じる」ということも大切なのだと思います。

なぜかというと、「自分には好きなことがあるけれど、それでは生活ができない」、といったことをついつい考えてしまいがちであり、そういうふうに考えてしまうと、実際にそういった状況が生まれてしまうからです。

しかし「自分の好きを信じる」ことができると、不思議と道が開いていくようになります。

その理由としては、「ない」の視点で物事をみていくと「ない」という情報ばかりが集まってしまうしものの、「ある」という視点で物事を観測していくと「ある」という情報が集まってくるようになるからです。

また、夢中になってできることを、喜びながらするということは、魂の目的である「成長」にも繋がってくることから、不思議と目には見えない力が働き、「自分の好き」を後押ししてくれるような援助や出会いが生まれてくるものです。

このため、「自分の好き」を何かしらの理由をつけて、すぐに諦めてしまわないことも大切だったりします。

我々の誰もが、平和で調和的な社会で過ごすということを望んでいるはずです。

そして、平和で調和的な社会で過ごすには、自分を活かすことをすることが最適な方法であり、それが「喜び」や「幸せ」に繋がっていくものです。

そういった意味でも、最初はあまり難しく考えずに、「自分の好き」を実践していくことが欠かせないと思います。

自分を活かしながら、お互いの幸せを交換し、喜びを共有して生きていけるようになるれば、それがまさにワンネスの世界ということができます。

自分の好きを生かして世の中のためになれば最高です。

近い未来にそんな社会が生れればいいなと思います。

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