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小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 46 ハルはハル

子猫の名残であるキトンキャップが消え、ハルは完璧な?白猫になった。

そろそろ三寒四温な時期となり、春のお彼岸が近づいた2017年の3月。


怒涛の日々が始まったあの頃からちょうど1年が経った。


よせば良いのに ー

ご丁寧に「過去のこの日」とFacebookで過去の投稿がお知らせされる。

自分のことはもちろん、ハルのこともユウナのことも書いてある。

何が起こっていたかは自分が一番知っているくせに、一年前のその日の出来事をついつい追ってしまう。

良い言葉ではないけど「死んだ子の年を数える」ような状態に陥り、その度に心がうっかり後ろ向きになる。


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2017年3月7日 23時半ごろ撮影



もちろんわかっている ー

ハルはハルだし、ユウナはユウナ。

今は、お膝に登って寝るのも、お布団に潜り込んで来るのもハル。


でもふと、ほんの少し

「もしユウナだったら」

と思ってしまう自分がいた。


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2017年3月17日 22時ごろ撮影


浮き沈み ー

だからといって勿論ハルを邪険にしたわけではなく、単に私の問題。

何かの拍子に、ハルと遊んでいる時も上の空になることがあった。


そんなハルは心配そうにこっちを見てるようでもあり、
「いいから、はよ遊べ」と言ってるようでもあり。w

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2017年3月22日 23時半ごろ撮影


スパルタ方式採用 ー

何故「そうなる」のか、考えてみたところ「暇だからでは?」と思い至る。

ならば「忙しくすればいい」。


春のデザフェスには当選していたので出るのは確定なのだけれど、
それまでにもう一つ出展する事にした。

しかも時間も在庫も無い。w


ハルからしたら、
「私の作業中はまったりさせて貰えない」ので
「いい迷惑」以外の何者でもなかったと思う。w


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2017年3月24日 22時半ごろ撮影


それはそれ、これはこれ ー

作業をして気を紛らわせながら?、私の中での折り合いをつけていく。

去年は去年で、今とは違う。

そんな単純なことすら、たまに忘れる。w


今ハルと一緒にいるからといって、
ユウナの事を記憶から消してしまわねばならないという訳では無いし、
ユウナに「申し訳がたたない」というものでも無い。

というか、ユウナとハルは(別居だったけど)一緒にいたし。w


それはそれで、これはこれ。

ユウナはユウナで、ハルはハル。


どうやら何かをごっちゃにしてしまっていた。

また「何かの拍子」に後ろ向きになることはあるだろうけど、
「これ」さえ分かってれば多分大丈夫だろうな、と思えるようになった。


私がごちゃごちゃと考えていようとも、
ハルは変わらずに膝に乗り、お布団の上で遊んで、そして詰まる。w

まもなく、うちに来てから2年になろうとしていた。


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2017年3月31日 23時ごろ撮影




ー続ー


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