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ギャング映画 20230531

シトネです。

仕事の現実逃避がてら、最近観たギャング映画について書き残しておこうかなと思い立ったのでつらつらと羅列します。

ゴッドファーザー

なんとなくギャング映画が観たくなってアマプラに入る。
ゴッドファーザーは観たことがなかったけど、たぶん有名どころを押さえておけば良いだろうと思って選ぶ。
現代のエンタメに慣れると3時間の映画を観続けるのは中々しんどそうだったけど、画作りが綺麗で最後まですんなり観てしまった。
マフィアの話だけど、案外暴力描写は少ないから画と音楽の良さが不思議と印象に残る。あと、ドン・コルレオーネがキャラクター的にも役者的にもとにかく良かったな。

ゴッドファーザー PART II

代替わりして息子のマイケルがメインの続編。
先代のドンが思慕や温情に富んだ人物だとすれば、マイケルはどこか感情に欠けた二代目の苦労人という感じで、散々な目に遭うたびに先代の大きさを思い起こさせる。
作風としては時代が進んだこともあってかなり現代感が増しているものの、ところどころ先代の幼少期からの回想シーンが入ることで過去との違いを感じさせた。
とにかくマイケルが苦労する場面が多く、先代がうまくやれていた過去との比較が残酷なほど浮き彫りになる。ただ、マイケルもかなり自業自得なところが多いから、こうなるのもしょうがないよな……みたいな感想。
相変わらず画作りや音楽が良いから飽きることはなかった。

パブリック・エネミーズ

実在の犯罪者をテーマにした犯罪映画。
なんだけど、個人的には(個人的じゃない感想なんてないんだけど)デップを恰好良く見せるためのPVのように感じた。
普通に話が進んで、普通に銃撃戦をして、普通にラブシーンをして、普通に終わったなという印象。
ああ、でも途中で招集されたベテラン刑事の役者は良かったな。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

これも確か実在の犯罪者の自伝がベースの映画。
総括するとこれもディカプリオのPV、という感想になるんだけど、周りの人間を騙すシチュエーションが割とエンタメしていたから、間延びした印象はなかったな。本当かよ、みたいな展開が続く。
映画のオチはちょっと弱かったけど、父親と息子の友情みたいな親子の関係性は割と良かった。

グッドフェローズ

そもそもギャング映画を色々観ようと思ったのはこの映画を観たから。
観たきっかけは、たしかツイッターでまわってきた刑務所内の食事のシーンが良かったからなんだけど、結果的にかなり良い映画だった。
御多分に洩れず、ギャングの半生を描いた半自伝みたいな映画なんだけど、仲間の一人であるトミーがやべー奴すぎて一向に退屈しなかった。
最終的に全てがどうしようもなくなるところまで含めて、ギャング映画の様式美みたいなものがバランス良く込められた映画なんじゃないかという気がする。


とりあえず、まだ観ていないギャング映画はそのうち観たい。
「スカーフェイス」「カジノ」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」あたりがメジャーどころらしい。

自分の傾向として、別に銃撃戦とかカーチェイスが見たいわけじゃないというのが難しいポイントだなと思う。誰かがどうしようもなくなっていく過程が見たいんだ、恐らく。

20230531

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