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丸いスープとドイツ風りんごのパンケーキ

今日は朝昼兼用のごはん。ひよこ豆、ズッキーニ、にんじん、生姜のスープ。赤いのはクコの実。

気合を入れて焼いてたパンケーキが割れてしまったので、ドイツのパンケーキ、カイザーシュマーレンに。

ドイツでは卵や牛乳や小麦粉にレーズンなどを入れて焼いた生地に、アップルソースを添えて食べる。wikiによると「皇帝が好んだふわふわした引き裂いたパンケーキ」と物騒な呼び方をされているが、甘くておいしい愛されデザートだ。

今回はりんごに加えて潰したバナナとクルミを入れて、少量の砂糖と蜂蜜をかけてみた。温かいフルーツってなんでこんなに美味しいんだろう。

カイザーシュマーレンを知ったのは中高時代を過ごしたミュンヘンだ。

単身赴任の父親に付いて私と母がドイツに住み始めたばかりの頃、よく車で家族でバイエルン州のテーガンゼー(Tegernsee)という湖に行った。

私は父親が事務所でもろもろの用事を済ませるのを待ったり、単身赴任で苦労していた時の話を聞き流しながら、車の後部座席であおむけになって天井や空を見ては、日本に帰りたいなあと思い目を閉じていた。

大体食べるところは決まっていて、湖が見える伝統的なドイツ料理のお店が多かった。

食べ慣れない豚の脚や不思議な食感のじゃがいもを食べた後やってくるデザートのカイザーシュマーレンを、ホットケーキみたいで懐かしいと親しみを覚えながら、もしゃもしゃ食べていた子ども時代の終わり。

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