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pixivMARKET顛末記

6月10日、東京池袋サンシャインで開催された「pixivMARKET」にサークル参加してきた。

pixivとは知ってる人も多いだろうが2007年(平成19年)9月10日に創設された会員制のイラストに特化したSNSだ。2018年の今年2月に会員数は3,000万人を超えたバケモノSNSである。いろんな事業を行っているが今回初めて「pixivPAY」という決済アプリを使った世界初?のキャッシュレス同人即売会を主催した。まさか同人即売会ごときでそんな時代が来るとは正直思わなかった。pixivとしてはいろいろな考えがあるんだろう。世界はスマホ決済では日本より遥かに進んでいる。未だに現金決済に拘ってるのは日本くらいだ。もう間もなく中国のアリババの「アリペイ」も本格上陸してくるのでその規模たるや凄いものにはなるだろう。

で、本は2冊売れました。知り合いの方が来て買ってくれました。良かった~、1冊も売れないとやばかった。なんせ売買はpixivPAYを使ってなので運営側にはどこのサークルがどんだけ売れたか、pixivの会員誰々がどこのサークルの本を何冊買ったかがすべて筒抜けなのだ。「あそこのサークルは全然売れなかったから次回のイベントからは参加不可!」とかになるかも知れん。(笑)
これって・・けっこうまずいんじゃないの? 利便性のウラには罠がある。わざわざこういうアプリを開発して実証実験をやるからには運営側には何らかの思惑があると考えるのが自然だ。コミケやコミティアでもpixiv会員同士なら使えると言ってお気軽に使うのもちょっと考えもんだ。

それと今回pixiv運営側がpixivで人気の絵師さんに参加を呼びかけていた、との話を聞いた。声をかけられた絵師さん達が更に自分の友達の絵師さんに声をかけて・・と、300サークルを募集と言ってはいたが十数サークルは募集前から既に決まっていたんだろう。実際pixivでの一部の絵師さんの人気は凄い。プロの漫画家、イラストレータはもちろんアマの人たちでも何万という固定フアンを持っている。イベント成功のためには彼らの参加は絶対欠かせなかった事だろう。

まさしくコミケと同じで開場と供にお目当てのサークルに走って行く一般参加者の多いこと多いこと。あっという間に行列が出来、それが4時間近く続いていた。ワシらのような無名サークルは見向きもされん。コミケよりキツいかも。なんか疲れだけが残ったイベントであった。(苦笑)


「翌日 東京証券取引所へ・・」


そして翌日11日は東京の知人と日本経済の総本山、東京証券取引所を見学。一応経済マンガの参考にするつもりだが明治の開設時からの資料などかなり興味深い。さらに実際の立会場を観る。立ち会いと言っても昔のように多くの人間が場立ちしてるわけでもなく、今はコンピューターによる高速取引。証券会社からの売買注文をコンピューターがこなしていくのを数人の人間がモニターを見ながら取引を監視をしているだけという超殺風景なものである。そこには欲望がドロドロと渦巻く人間ドラマは無い。ちょうどセレモニースペースでは転職紹介業の「エン・ジャパン」の一部上場記念のイベントをやっていた。きっと関係者は晴れがましい思いだろう。

「神田神保町へ・・・」

その後、神田神保町の古書店に向かい、往年のマンガ雑誌を取り揃える書店による。そこで1966年の少年サンデーを一冊購入。うわあー、これは懐かしい。封を開けた途端匂う紙の匂い、それとともに蘇る子供の頃の記憶・・

うっわ、ほんま懐かしい。伊賀の影丸、オバQ、おそ松くん、バンパイヤ、原人ビビ・・ 読んでいて思い出した。特に「バンパイヤ」のこのシーン、確かに記憶がある。ああ、これリアルで読んでた。と言うことはこの1966年の37号は実際にワシは手に取って読んでたんだ。小学校4年の頃だな。わーお、なんてこったい! 50年以上も経ってわしの手に戻ってくるとは。

今回これが一番の収穫だったのかな?(苦笑)

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