12月東京紀行 1
今回は新幹線の車窓から富士山がキレイに見えた。新幹線の車窓風景で一番好きなのが富士山でその次が浜名湖。
ちょっと勉強のために東京に行ってきたのだが帰る前に日本橋界隈に行った。目指すは日銀! 日本の金融政策の総本山。そしてマイナス金利の元凶!(笑)ハッキリ言ってもはや金融緩和は限界を露呈してるのだが止めるに止められぬ事態に陥ってるだけだ。この後果たしてどうなることやら・・
で、真の目的地は日銀ではなくその横の日銀貨幣博物館。前から行きたかったのだがやっと行けた。そしてこれが凄く面白い。古代から現代までの日本の貨幣、紙幣を展示し、さらにそれぞれの時代での経済事情、貨幣への人々の関わりを体系的に説明している。「国家は民を食わせてなんぼ」という象徴的なことをよく現わしている。ここは一見の価値あり。本物の大判小判見られるだけでも凄い。
ショップコーナーで金塊を売ってたので買いました。970円。しかもキャッシュレス決済で5%還元。(笑)
そして一億円の重さを再確認。
これは超有名なヤップ島の石貨。簡単に持ち運びできないくらいデカくて重たいのだがきちんと貨幣として使われていた。
なぜなら「この石貨はどこそこの誰それが持っているやつだ」と全島民が知っていたので貨幣として流通したのである。つまりこれを持っているAさんがBさんに石貨を渡さなくても(現実問題持って行けない)これで羊を買うと言ったらBさんは石貨を受け取とって(置いてある場所はAさんのところ)、Aさんに羊を渡す、という経済行為を行っていた。そして他の島民はAさんの所にある石貨の所有権がBさんに移っていることを知っている。こうして石貨は動かなくても人々の間を流通して回っていた。
これってまるで現代の仮想通貨に使われている「ブロックチェーン」という技術と同じ原理である。皆がその石貨がどういう商取引に使われたかを知っていてそれを追認するから流通するのである。凄いな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?