奨学財団 代表理事のブログ Vol.4
静岡イノベーション奨学事業団 代表理事の富田です。
ブログを開設した4月から皆さまへのご挨拶を兼ねて私自身を語る投稿を続けていました。(過去3回、前回の投稿は「私の就活」)
前回まで一時お休みして、私以外の財団役員・関係者からのメッセージをご紹介してきましたが、今回は改めて私の新入社員時代についてお話します。
私の新入社員時代①
アルバイト時代のトラウマ
大学を卒業して無事入りたかったリクルートに入社。理系出身でエンジニア志望だった私ですが、配属はなんと営業!当時の私の営業のイメージはとっても悪いものでした。
飛び込み
テレアポ
ノルマ
売上グラフ
頭を下げまくって売る
なぜ、こんなイメージをもっていたか?
それは学生時代の教材販売のアルバイト経験からです。1件契約すると数万円の完全歩合制の教材販売。受験を控えた小中学生向けのDVD教材セットで数十万したと思います。
日に何件も決める学生が事務所で紹介され、割がいいアルバイトだ!と思い深く考えず始めました。横浜の住宅街に飛び込みます。小中学生がいるだろうという家にピンポンします。
何百件も飛び込みましたが、ろくな研修もうけず教材の知識もなく営業もしたことがない学生が売れるわけないですね。
大体お母さんへのご案内となりますがほとんどが断りで、怒られることもあります。“押し売りは結構“”忙しいのにいい加減にしてよ!“”悪徳商法じゃないの“と悪者扱いです。
最後は先輩から借りたバイクをぶつけて修理代だけが残りました。本当に嫌で一円も稼げずにやめました。(金銭も精神もマイナスのバイトででした)
この経験から営業は人に嫌がられる。そして惨めな思いをして、人と比べられて嫌な思いをする というトラウマができたのです。だから就活では絶対に営業職だけは嫌だと思って、リクルート人事にずっと言ってました。
新人レースの結果は・・・
しかし、それも叶わず営業配属となったのです。当時のリクルートで普通に行なわれていた名刺獲得レースが入社式直後からはじまります。好きとか嫌いとか考える暇もなくレースが始まりました。
社長や役職者は10点、担当は1点とかで同期たちと獲得点数を争います。
毎日グラフで結果が表示されます。それがGWまで続きました。
最初の1週間は頑張りましたが、毎日が本当に嫌で、なんでこんなことするのか?人事に営業は嫌だって言ってたのに!!と思うと足がとまります。不本意ながら喫茶店でサボる時間が増えていきます。結果は同期でビリクラスの名刺枚数。レースは何倍も差をつけられての大敗です。
真面目に仕事して成長したい!燃えていたから情けない自分に自信も無くしGW明けにはうつ状態。なんでこんな会社に入ってしまったんだ。疲れ果てていました。
そんな私に人事マネジャーから声がかかり面談することになりました。
この続きは次回に。