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財団の役員・関係者からのメッセージ

青木理事のご紹介

静岡イノベーション奨学事業団 代表理事の富田です。
4回目のブログ投稿になります。

ここまで「ブログ開設のお知らせ」をご挨拶を兼ねて「私の◯◯」の形式で書いてきましたが、少しお休みして当財団の役員・関係者のご紹介をさせてください。

今回は、当財団理事の青木善治さんです。
青木さんは、1都7県にて病院や介護施設などを運営する聖隷福祉事業団の理事長であり、私の母校の部活の大先輩です。

非常にお忙しい方ですが、今回理事を快く引き受けていただきました。
教育育成にもご熱心で頼もしい先輩です。

それでは以下、青木さんからのメッセージになります。

奨学生の皆様へ

はじめまして。静岡イノベーション奨学事業団 理事の青木と申します。

この3年間、学生の皆さんは、新型コロナウイルス感染症の影響により、それまでとは異なる学生生活を送られてきたと思います。マスクの着用や、会食の制限だけでなく、人と人が距離を置く必要性が唱えられ、学業においてもオンライン授業を余儀なくされたことと思います。そのような中でも、きっと皆さんは、「学ぶ」気持ちを大切に、勉学に取り組まれていることと思います。

少し、私の自己紹介をさせていただきます。
私は、浜松市にある社会福祉法人 聖隷福祉事業団にて理事長を務めています。

浜松市の佐鳴湖の湖畔に生まれ、小さな頃はいつも、フナのつかみ取り、瓶釣り(蒸かした薩摩芋を入れた瓶を沈める)で手長エビを取ったり、ウナギの夜釣りなど、そんなことばかりしていました。

高校では、ボート部に所属していました。創部とともに入部したため、恥ずかしい試合にならないようにと練習場である佐鳴湖で部活動に打ち込んでいました。今になって思い返すと、その中で、ひたむきな努力と団結力(チームワーク)の大切さを学んだような気がします。

1980年に聖隷福祉事業団に入職し、財務や人事・総務の仕事を経験し、法人本部総務部長や病院事務長などを経て2021年4月に理事長に就任しました。就任し、2年が経ちますが、まさしく、新型コロナウイルス感染症の対応に費やした2年間でもありました。

コロナ禍で、私たちの社会生活や生活様式は、今までと違う対応を取らざるを得なくなりました。皆さんのオンライン授業と同じように、web会議も今では当たり前になりました。人間は、大きな困難が訪れても、様々な知恵を絞り、乗り越えていくものだということを、あらためて実感しています。

そのコロナ禍も、ようやくwithコロナとしての対応に変わりつつあります。先に、コロナ禍は人と人に距離を置く必要性が唱えられたと書きましたが、結果として、人は、人との繋がりを求め、他を思いやり、人と人の絆を大切にしなければならないことも分かったのだと思います。

これまでの、いろいろな制限が解除され、日常生活だけでなく、学校でも同じ空間を共有することができるようになると思います。同じ空間で、お互いの表情や態度に触れることで得られる体験が、繋がりや連帯感、共感を生み出していくと思います。

これからの学生生活や進路など、不安なことも多いと思います。でも、あなたが不安なこと、わからないことは、きっと、多くの人が同じように感じていることだと思います。友達同士の繋がりや、学校の先生にたくさん相談してください。

そして、皆さんは学業に専念して下さい。コロナ禍で今までとは違う、新しい視点や考え方も生まれています。新しいことにチャレンジする精神、時代の変化に対応できる創造力を磨いて欲しいと思います。目標を高く掲げて努力したものは、将来、社会人になったときに、必ず活きてきます。

皆さんの頑張りを、心から期待しています。

静岡イノベーション奨学事業団 理事 青木善治



富田です。
青木理事もコロナ禍で本当にご苦労されたことと思います。
ピンチをチャンスに変えるポジティブなお考えに共感します。
また、学生対する温かいメッセージもお人柄が表れます。

次回の投稿も財団の役員・関係者からのメッセージをご紹介する予定です。


給付型奨学金に興味のある静岡県の学生の皆さん