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忖度しない私が出来るまで②

↑これの続きです。

その上司はM&Aということで
直属の上司となった
元々は運営会社の違う人でした。

私の所属する会社が買い取った形になるので
私はまだ入社2年でわからないことも多い中
NO2を任されることになりました。

ちなみに私を除くそのメンバーは
みんな10年以上業界にいる大ベテランで
そのスタッフたちも店長以外は
みんななぜか私の部下という
ポジションになったため
波乱になることは必至でした。

思えば今まで器用さはなくとも
愛想の良さ 誠実さ 真面目さ
などを武器に
最終的には信頼を勝ち得ていった私にとって
最も職場の人間関係で悩んだ1年でした。

そのポジションを就任して1年後
円形脱毛が出来たことをきっかけに
その上司に役職を降りることを打診されます。

まさに私の降格を決定づけた上司だったのです。

ただ私はこの降格をきっかけに
仕事人間だった自分を辞めて
プライベートでやりたかったことを
実現していく方向にシフトし始めます。


まず音楽が好きだった私は
前の仕事だと絶対に取れなかった
土日休みがたまに取れることで
今まで行けなかったライブやフェスに行ける
ということに気付きました。

次に誰かと行こうと考えた時に
その人が実は乗り気じゃなくて
ドタキャンされたり
急な都合や体調不良でドタキャンされたり
することを考えると

人を誘うとそれなりに
行けないリスクが高まる

と気付いた私は

「ライブやフェスって
 誰かと一緒に行くべきだ」
という思い込みを取っ払い
ようやく念願のフェスに行くことが出来ました。

私が成し遂げたかったのは
あくまで誰かと一緒に行くことではなく
どんな形でもフェスに行くことだったので

それを邪魔する要素を取り払えば
決して難しいことではない

合理的な考えが出来る様になったのです。

これは私の敬愛する成田先生も
同じようなことを言っています。

続いて
当時まだそこまでメジャーではなかった
「SNS経由で友達をつくること」も
同じように考えることが出来ました。

思えば
普段生きている人間関係の中で
自分と趣味が合う友達がみつかる可能性というのはそんなに高くなく
ネットを使えばその目的が達成される確率は
急激に上がる
ということにも気づいたのです。

まさに成田先生的思考。
太字の部分が勝手に脳内で
あのダンディーボイスに変換されます。笑

こうして私は
「私は職業柄ライブやフェスに行けない」
「ライブやフェスには一人で行くべきでない」
「ネット上で人と知り合うべきでない」
という3つのバイアスを
一気に壊すことが出来ました。

つづく

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