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ひとり夏フェスに行った話1


降格して気づいたら28歳でした。
私は30を目前にして
今まで先延ばしにしていたことを
すべてやっていこうと思いました。

そこで真っ先に候補に上がったのが
ライブ or  夏フェス
でした。

私はずっと音楽が好きでした。
辛かった少女時代も
ずっと音楽に励まされました。

ライブもずっと行きたくて
なんならあのステージに憧れて
演劇部の手伝いをしたぐらい。

でも
前職は火曜と水曜休みだし
学生時代の飲食のバイトは
ほぼ土日休めないし
ライブに行くのは夢のまた夢でした。

だから忘れかけてたけど、、、

今だったら行けるじゃん!

それに気づいた時に
真っ先に目についたのが
最近気になってるアーティストが出る
夏フェスでした。

その時々で
好きなアーティストは変わるのですが
その時にたまたま気になり出してたのが
まだ大ブレーク前の三浦大知さんでした。

なんとか
この機会を逃さないようにするも
様々な困難が待ち構えてました。

まず
チケットの販売期間が終わっており
私は今は亡きチケットキャンプを初めて利用して
定価に近い形でチケットを手に入れました。

次に一緒に行く後輩が
土壇場で行けなくなりました。

いつもならここで諦めるのですが
せっかく思い立ったことを諦めたくない
思いから
一人になってでも行くことにしました。
結果として
これが私にとって財産になる経験となりました。

チケットが届くと
ものすごく丁寧な字の丁寧な手紙が
添えられていました。
チケットキャンプは転売の温床になり
問題になりましたが
今回譲って下さった方は
正当な理由で行けなくなり
とても丁寧なやりとりをされる方でした。

オンライン上でのやりとりは
当時まだ慣れてなかったのですが
「オンライン上でもこんなに丁寧にやりとりする方がいるんだ」
と感銘を受けたことを覚えています。

結果として
この経験が私の人間としての幅を広げる
大きなきっかけになりました。

つづく

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