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事実は小説よりも奇なり

最近ふと調べ物をした時に偶然
ショッキングな事実をwikiで見てしまい
改めて調べ直すと
「検索してはいけない」の一つに
取り上げられているトラウマワードだったことがわかりました。

私はそれを見て
「やっぱりね」と思うとともに
久しぶりに体験する
「怖くてお風呂に入れない」という
事態になってしまいました。笑
以下心してご閲覧ください。

この前の旅行の件で
かなり感情的にも豊かになってきたことも
あるかもしれません。

きっかけとなったのは
中田敦彦さんのこの動画でした。

中田さんのYouTube大学といえば
教養となる本の要約などで
知的なイメージがありますが

元々芸人である彼のエンタメである
一人二役以上の憑依芸や
セルフツッコミも
魅力の一つであり

激化する世界情勢の中で
最近シビアな話題が多かった中
久しぶりの「エクストリームコミック」で
「オスカル!!!」と叫ぶ
中田さんが想像できて
「これは間違いない」と期待を込めて
見ていました。

そして中田さんの動画で
取り上げたテーマに関しては
一度調べたくなるのです。

私は前半を観て後半を観る前に
一度マリーアントワネットについて
調べ直してみようと思いました。

もちろんマリーアントワネットと言えば
歴史上の偉人の中でも
かなりの有名人で
小学校に置いてある伝記では
エジソン、ナイチンゲール、
ヘレンケラーなどに並び
必ず置いてある偉人でもあるので
私もなんのなくは知っていました。

むしろ偉人の伝記をまとめた
図鑑みたいなのが
実家にいくつかあって
割とそれが好きで読んでいたので
子どもの頃から詳しい方だったかも
しれません。

マリーアントワネットのwikiを観ながら
子どもの頃に観た
漫画の伝記図鑑を思い出して
頭の中で照らし合わせてみました。

そしてマリーアントワネットの
子どもたちに関するリンクが貼られており
「ルイ17世(ルイシャルル)」
の存在に気付きました。

「あれ?この方も
 伝記図鑑の横の方にいた気がするけど
 どんな人だったんだろう?」

と思って観たその「ルイ17世」
こそが悲劇の王で「検索してはいけない」
のそのトラウマ的な一生を送った
人物だったのです。

彼の人生をひとことで表すと
「天国から地獄」
マリーアントワネットの次男として
美貌にも恵まれ寵愛を受けるも

6歳の時にフランス革命が起きて
そこから幽閉生活を送ることになるのです。

最初は幽閉生活とはいっても
平民の暮らしよりもむしろ豊かなもの
だったのにも関わらず
革命が激化するにつれ
段々と待遇が悪くなり

最後には
「身体的暴力」「精神的暴力」
「性的暴力」「ネグレクト」の
すべてを受け
助け出されるも虚しく
激しく衰弱したその状態は
改善されず
10歳という若さでこの世を去るのです。

そのwikipediaの克明な描写を
見てしまった私は
「怖くてお風呂に入れない」
状態となってしまいました。

中田さんの取り上げたベルサイユのバラ
では実際には
ルイ17世は生き永らえているようですが
やはり衝撃的な彼の人生は
フィクションや子どもの目に届くところでは
隠されているようです。

ただ彼の人生の記録は
その後のフランスで
「児童虐待」についての啓発に
役立てられているようでありました。

フィクションではどんなに
残酷描写があっても
どこか「作り話だし」と思えるし
最後は浮かばれるように
多くのシナリオは出来ています。

それは私たちの多くは
ミラーニューロンを持ち
「どんな辛い目に遭った人でも
 最後は幸せになってほしい」
と願う本能があるので
ハッピーエンドのものが多いのです。

ただ実際の人の人生などは
エンタメではないので
普通にこうやって地獄で終わるという現実を
見せつけられました。

ちなみにマリーアントワネットには
幽閉される前に幼くして亡くなった
二人の子女以外にもう一人
マリーテレーズという王女がいますが
彼女は同じ待遇を受けていても
まだ生き延びて天寿を全うしていますので
彼女の人生に関しては
まだ救いがあるようには見えるかも
しれません。

ただ人の人生も
エンタメになったものだけ
先程の伝記の偉人のように
語り継がれるのだなと
感じてしまいました。

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