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自家現像 ~必要にせまられて~(準備編)

この記事は「自家現像 ~必要にせまられて~(決意編)」の続きである。

相変わらず個人の日記で、有益な情報はたぶん無い。しかも、途中で脱線している。

まずは何より現像液

まずは何より、現像液・定着液と道具を用意せねばならない。初現像をあり物でなんとかするのはハードルが高すぎる。(コーヒー現像も面白そうなので、また今度やってみたい)

こんな時に、写真趣味の味方ヨドバシカメラである。引き延ばし機も現像液も印画紙もあるすごい店。

今の時勢、店頭には行けないので、ヨドバシオンラインでポチ。

手順を調べる

なんとなく記憶に残っていた手順を調べ直す。昔読んだ記事の記憶を頼りに、noteで検索する。よさげな本があったので買う。

https://booth.pm/ja/items/955953

脱線する

ここで脱線した。メルカリで面白そうな物を見つけてしまったのだ。

富士フイルムの「カラーダークレスプロセサー現像機」なる物だ。恒温槽と遮光できるバットがセットになっているような物らしい。便利そうだ。なんとなく印画紙用のような気もするが、動いたら面白そうだ。面白そうだで買うから部屋が混沌とするのだ。自覚はある。

到着

そして数日、無事到着した。結構大きい。説明書も付属している。ありがたい。ネットを探しても情報があまり無かったのだ。郵便番号五桁のユーザー登録葉書。味わい深い。

そして案の定、印画紙用だった。印画紙を扱うということは引き伸ばし器を扱うということで、それは暗室があるということだろうに、この機械の存在意義がいまひとつ分からない。しかも印画紙を投入するのは暗室内でなくてはならない。ダークレスとは何だったのか。

まあ印画紙用ではあるのだが、フィルムを並べればなんとかなるに違いない。

仕組み

このダークレス現像機、こういう仕組みになっている。

外から攪拌できる棒のついた、平たい恒温槽が2つくっついている。片方に現像液と印画紙を、片方に定着液を入れる。現像が終わったらつまみをスライドすると印画紙受けが斜めに持ち上がり、印画紙が定着液の中へ落ちる。

面白い仕組みだ。と同時に、フィルムでなんとかなるか少々不安だ。なんとかならなかったら普通に現像タンクを買おう。

無理だ


無理だった。そりゃそうだ。フィルムが丸まってしまうため、現像液が付かないし、現像槽から定着槽にうまく移らない。

というわけで「無理だ」という結論を得て、改めて現像タンクとリールをメルカリでポチる。誰かの不要は自分の必要である。

仕切り直し

というわけで、何事もなかったかのように仕切り直し。現像液と定着液は既にこしらえてある。「自家現像 ~必要にせまられて~(実行編)」に続く。



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