「いろんなこと 別にいつでもやっていいのかも」

 鶴谷先生、メタモルフォーゼの縁側完結おめでとうございます!

 感想書くの苦手なんですが、これだけは書かねばと思ったので下手なりに書き記しておきます。

 私が初めてメタモルフォーゼの縁側を読んだのは、たぶん昨年2020年だったと思います。ちょうど、今から小説なんか書きだしてどうするんだろう……とかいろいろ考えていたときに読みました。

 あらすじは、75歳の雪さんと高校生のうららがBL漫画を通して友達になる話です。雪さんのいつになっても前向きに新しいことに挑戦する姿とうららのやりたいけど行動に移せない姿が印象的でした。タイトルは3巻のうららのセリフなんですが、この言葉が私にはとても響きました。雪さんと出会ってうららは自分で漫画を描いて同人即売会にもでます。その姿が私にはどうしようもなく輝いて見えて、わくわくしました。この漫画の登場人物を見ていると、好きなことややりたいことをやり始めるのに年とか関係ないんだな、と思いなんだか背中を押された気がしました。私はたぶんだれかにそう言って欲しかったんだろうな。ありがとう。

 学生の頃、先生に「お世話になった本は手元に置いておくほうがいいよ」と言われたことがあります。そういう本は、これからの人生でも必要になる、みたいことを言われた気がしますが(うろ覚え)、その言葉を思い出して、『メタモルフォーゼの縁側』は手元に置いておかなきゃいけない本だなと思い、今日本屋で全巻買ってきました。だって、間違いなく私の人生に影響を与えてくれた漫画だから。始めるのに遅いってことはない。やりたいことはやろう。

 『メタモルフォーゼの縁側』はどこまでも優しくてあたたかくて、登場人物みんな素敵な人たちばっかり。じんわりと心に沁みていくような漫画です。

 鶴谷先生、おつかれさまでした。素敵なお話ありがとうございました。

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