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ほんわかした今朝の出来事


今朝、Amazonのカスタマーセンターに電話した。

荷物が届かないので問い合わせたところわたしの住所の入力が不完全だったためだった。問題はすぐ解決して、本日夜に届くようにしていただけたのだが、サポートセンターの方の対応がとても誠実で、こちらのミスなのにちょっと申し訳ない気持ちになるくらいだった。

サポート担当の方は中国人のようだった。お名前と独特の訛りで察したが、丁寧で分かりやすい日本語を話されていた。彼から引き継いだ配送のカスタマー担当の女性の方もほんの少し中国の訛りがあったが、ほとんど日本人と変わらないほど綺麗な発音だった。

穏やかでゆったりした声を聞きながら30年以上前の中国旅行を思い出していた。
当時、飲食店で一緒にアルバイトしていた留学生達と仲良くなり、夏休みに北京にホームステイしたのだった。燕という文字が入った船で天津に着き、そこから北京へ行った。



まだ経済発展する前の中国で出会った見知らぬ人々はみんな親切に接してくれた。
散歩中の公園で太極拳を教わったり、湖のほとりのあずまやで胡弓を聴かせてもらったり。市場でウイグル人が焼く羊の串焼き肉(シシカバブ?)を頬張っていると、小さな女の子が桃を手渡してくれたこともあった。そんな思い出が蘇り、朝からほっこりした気持ちになったのだった。

ホームステイ先の中学生の女の子は、わたしに懐いてお姉さんのように慕ってくれた。
お昼は一緒に街を歩き、夕食後はお茶と夜咄を楽しんだ。彼女は器用に縫い物をしていた。下着(ブラ)を縫っているという。彼女に限らず、作れるものは自分で作っているらしかった。「私たちは一人でなんでもできる人になるため小さい時から努力する。どこに行っても一人で生活できるように」そんなことを話してくれたおばあちゃんの作る餃子はジューシーで絶品だった。


言葉の違う国で、電話で苦情対応をする。
あまちゃんのわたしにとっては、考えられないくらい高いハードルだ。
どういう経緯で日本に来てカスタマーサポートの仕事に就いたのか知らないが、顔も知らない彼らのガッツを讃えたくなる。
そんな「ほっこり気分」を連れてきた朝だった。


ちなみに今日届くお荷物はこれです。

紙のような描きごこちを試してみたくて、フィルターを購入。

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