ガジロウに会いたい
ガジロウに会いたい。
ガジロウは兵庫県福崎町のキャラクターである。
ガジロウは河童であるが、その誕生の背景には、
民俗学の父と言われている柳田國男の存在がある。
福崎町は柳田國男の故郷である。
彼が書いた回顧録「故郷七十年」に、
「河童(ガタロ)」の伝承が登場する。
ガジロウは、その「河童(ガタロ)」の弟役として
誕生したのだという。
ガジロウのプロフィールは、
性別:オス
年齢:不詳
特技:ギター
夢: ゆるくないゆるキャラと戦う特撮映画を撮りたい
である。(福崎町ホームページより)
少年のようななんとも可愛い夢を持っているところが、とても可愛い。
ここまで、ずっとファンだったかのように、ガジロウの紹介をしているが、私がガジロウを推し始めたのは、今月からだ。
いつもどおり、NHKの地方ニュースを見ながらご飯を食べていると、このVTRが流れた。
私はこれを見た瞬間、
久しぶりに雷が脳内に落ちた。
「なにこれ、かわいい」と
声に出してしまった。
それが私とガジロウの初めての出会いである。
すぐにこの河童の正体を詳しく調べ、
兵庫県福崎町のキャラクターで、
Twitterをやっていることも知った。
私はすぐにTwitterをフォローし、
ガジロウが写る写真に10件くらいいいねをした。
二、三分ほどの映像であったが、
私は衝撃的な出会いを出来たのである。
一目惚れ、恋である。
私はガジロウについて知れば知るほど、
次第に福崎町への興味も湧き始めた。
そして、福崎町についても調べてみると、
至る所に妖怪がいる事がわかった。
河童や子泣き爺、アマビエ、猫娘…など、
そのバリエーションは様々である。
昔から妖怪に惹かれやすい私は、
福崎町の様子を知った瞬間、
福崎町にもゾッコンになった。
という事で、最近はガジロウのTwitterを見ることや、ガジロウに思いを馳せることを日課としている。
そして、日々福崎町への行き方をGoogleマップで調べると共に、福崎町に行って何をするか、想像するのである。
先日、免許を持つ彼に頼み込み、
福崎町に連れて行ってほしい旨を伝えた。
願いが叶えば、来月には、
ガジロウそして、ほかの妖怪たちに直接会えるかも知れない。
非常に楽しみだ。