手放さなければならないのか#70

「手放す」

そんな言葉に多く触れるようになっている。

確かに、手放すことによる恩恵は大きい。自分という器の大きさには限度があって、何でもかんでも入るものではない。手放すことによって余白を作ることは自分をととのえる上で非常に重要なものである。

手放すことで、新しいものを出迎える。

繰り返すようだが、これは大事なことだ。

ただ同時に手放しちゃいけないものもあるのではないかと思う。例えば「〜したい」という思いだ。

いつまでたっても「〜したい」であるならば手放す必要もあるだろう。

難しいのは、それが執着(手放したくないだけ)であるかどうかの線引きだ。

このあたり一度ゆっくりと内省する時間が必要だと思うがやるべきことに追われる日々。

いいや、単に考えないことに執着してるのかもしれない。

手放すのは難しい。

手放そうとすることを手放すことからがはじまりかもしれない、とふと思う。

2021.12.14.23:14

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