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読書記録

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#小説

"かがみの孤城" 感想—カガミを割れ!

※ネタバレ有ります この人は一体何を考えて生きてるんだろう。 これまで出会った中でそう思…

hano
3年前
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"対岸の彼女"感想・考察 -なぜ人との繋がりは尊いか

男にとって女は謎だらけだ。 繊細なパワーバランスのもと目まぐるしく変わる女性特有の人間関…

hano
3年前
10

"試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。" 感想 -服装はその人を表す

女性のことを知りたいと思って昨日読んだ"対岸の彼女"が思いのほか人間関係の闇の部分に触れて…

hano
3年前
3

"マチネの終わりに"感想・考察 -大人の恋愛とは何か-

"試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。"を読んでから、"大人の恋愛"というものに興味が湧…

hano
3年前
11

"一人称単数"感想・考察 -リアルと夢と永遠と今と幻想

村上春樹は稀有な作家だ。 冒頭の一文を読んだだけで、おや?これはもしや…と思わせ、一段落…

hano
3年前
14

"老人と海"感想・考察 -男のロマンより大切なもの

わりと新しい本ばかり読んでいたので、古典文学が読みたくなった。 しかし学生時代、見栄を張…

hano
3年前
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"アーモンド"感想・考察 -つまらなかった

表紙のインパクトと、大きく"本屋大賞第1位"と書かれた帯にひかれ、「"感情"がわからない少年」に興味を持って手に取った本。 アーモンドの色や形に寄せていると思わせる、無表情な顔のインパクトが強烈で、ほとんどジャケ買いだったと思う。 感情とは何か"感情"というものに興味があった。 感情は、何がきっかけで、どこからやってくるのか。今の科学でも詳しく解明されていない。 感情は自然発生的な側面もあるが、感情が発生する前に"認識"を挟まなくてはならないので、文化的背景も絡んでく

"1984年" 感想・考察 -ウィンストンの病理

とんでもない本を読んだ。 "1984年"は「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」、「史上最高…

hano
3年前
25

"動物農場" - 成立の背景を徹底考察してみた

※最初からネタバレあります "1984年"に引き続いてジョージ・オーウェルの作品を読んだ。 動…

hano
3年前
12

"高慢と偏見"考察—高慢とは、偏見とは何か

この小説がたいそう評価されているのは、ジェイン・オースティンの綴る流れるような小気味よい…

hano
3年前
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