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シリウスの2020年をふりかえってみた

なかなかのいそがしさに、noteの更新がとまっておりましたが、ようやく一息つけているので、2020年を振り返りながら、記事を更新してみようと思います。

2020年のシリウスは変化の1年

2020年はやはり新型コロナウイルスの影響が大きくあった1年でした。どんなときも、どんな出来事にも「じゃあ、どう動こう?」ということをたいせつにしているので「まず動いてみる」をやり続けた1年だったように思います。

どんなことがあったかなと書き出してみました。
太字は「変化」につながる出来事。

1月
・シリウスガーデンの企画をはじめる
・蔵の部のプログラムが充実

2月
・ボランティア大学生のゆうなちゃん、かなこちゃんが大活躍
・木工PP(プロによるプログラム)やアウトドア、調理など、楽しいこと盛り沢山
・竹プロジェクト始動

3月
・コロナの影響により、オンラインに切替
・シリウスガーデン、竹プロジェクト、シリウスPPストップ✋
・卒業ミニ会💐を外で。二人の卒業生がそれぞれの道を歩み始める

4月
・蔵の部オンライン継続
運営スタッフに「ねーさん」加わる
つながるがっこう発足(コロナによる休校支援プロジェクトとして)

5月
・つながるがっこうで全国のこどもたちと毎日90分たのしく学ぶ

6月
・蔵の部再開
(来室メンバー2人に→ひとりが学校へ→来室メンバーひとりに)

7月
・蔵の部夏休み突入

8月
・蔵の部夏休み
オンラインフリースクールの新設を館林市より業務委託決定

9月
・蔵の部2学期
・オンラインフリースクールスタート!

10月
蔵の部すこしずつメンバーが増えていく
・オンラインフリースクールたのしく運営!
オンラインフリースクールについて館林市ホームページに掲載
保護者の対話・相談の部Spicaがスタート

11月
蔵の部すこしずつメンバーが増えていく
蔵の部みんプロやPPで、外活動わくわく増えていく
(まっきーによるプログラムやかおりんによる運動プログラムが毎月の定期プログラムに)
オンラインフリースクールについて館林市広報紙に掲載
館林市の校長先生たちの会にて、オンラインフリースクールの説明をする
・オンラインフリースクールわくわく運営

12月 ← いまここ!
・蔵の部・オンラインの部ともに、充実のとき!

蔵の部の現在地

「蔵の部」という表現は、2020年オンラインの部が始まって以来、スタッフのなかで自然とでてきた言葉。築100年の土蔵の二階でこどもたちと週2回たのしく活動をしています。

現在、9人の小中学生が、自分がいつシリウスにくるかを選び決めて、シリウスに参加。

最近では、小学生が入れ替わり立ち替わりシリウスに通っていて、7人全員集まっての釣り堀などでは、「ザ・シリウスしょうがっこう」のような雰囲気で、とっても楽しそうでした。

 小1→2人  小2→1人  小3→1人
 小4→1人  小5→1人  小6→1人
 中1→1人  中3→1人

こんな学年構成ですが、学校のように教室が分かれているわけではないし、異年齢で自然な感じでいっしょに活動をする(言うなれば、社会に出て当たり前に異年齢で過ごすのと同じ。社会に出た時に、あれ?歳の離れた人とともに活動するんだ、って思ったソレがシリウスでは当たり前の日々のなかで感じられる)ので、年齢の意識はあまり感じないようでいて、そのよさは肌身にじわっとしみていきつつ、それでもやっぱり自分が(最上級生だから)しっかりしなきゃと思うメンバーもいたりして、ひととひとの関係の中でいろんなことを感じ考え、距離感やコミュニケーションを学びつつあるように見えます。

なかには、学校とハイブリッドでシリウスを選んでいるこもいるし、教育支援センターにもいくこもいるし、ホームスクールや他の学び場と組み合わせているこもいるし、コロナが落ち着くまでは家でという選択をしているこもいるし、シリウスがたいせつにしている

Design your day, create your LIFE.

を地で行っているメンバーが多く、嬉しい限りです。
(お家の人の送迎や都合によって、というときもあるのですが)

シリウスで出会った仲間同士の化学反応は、じわりじわりと起こっていて、このじんわり感はたまりません。時間がもっとほしい。

スタッフのねーさんが「彼らのこういう成長の瞬間だったりを目の前で見せてもらえるってなんてぜいたくな時間だろう」と話すように、ドラマは日々目の前で起こっています。

やっぱり、人は、人と人との波間でいろんなエネルギーを交換し、寄せたり引いたり、リズムやテンポ、ハーモニーを感じたりする。この感覚をあじわうとき、たしかにそれはしあわせの瞬間のように思います(これは、オンラインでも感じられる)。

なにより、こどもたちの笑顔が、それを物語っていて、きみたちめっちゃ口悪くけんかするじゃんねと思ってたら、ここぞといった場面では、ものすごく触れ合って、笑顔で楽しみあっている。

そんな場面場面に出会うたびに、週2日の開室では物足りないだろうと感じ、次年度の協議をスタッフですすめているところです。

オンラインフリースクールの現在地

8月にリリースし、9月から始動したオンラインフリースクール!

実は、このオンラインフリースクール、行政からの業務委託にて運営しています!詳しく調べてないからハッキリは言えませんが、個人的に、ネット検索してみたところ(おそらく)行政がオンラインフリースクールを応援しているのは全国初ではないかなと思います。

館林市オンラインフリースクール及びオンライン相談等運営業務委託

館林市は、現市長さんが、教育に対する思いを即行動に移されており、コロナで休校が決まったとき、小中学校のこどもたちにスタサプを導入されたり、東大先端研のロケット事業を館林でやっていたりと、近隣市町村に住む保護者さんが「いいな〜館林」「館林、すごいな〜」とおっしゃるのをよく耳にします。

そんな館林市だからこそ、シリウスがオンラインフリースクールを新設することをコロナ対策パッケージにて応援いただけたのだと思います。

そして、なんと!
このオンラインフリースクール事業についてリリースしたところ、全国から20組以上のご家庭から参加希望があり、現在、月曜の部では8〜12人、土曜の部は4〜5人のこどもたちが参加中です。

蔵の部のこどもたちも、内容によって「やりたい!」となった時に、蔵からiPadでオンラインの部に入って、全国から集ったこどもたちやファシリテーターと触れ合い、いっしょに活動したりして、新しい世界の扉を開きつつあります。

* 現在も時々「オンラインフリースクールって、まだ受け付けていますか?」という質問を受けます。まだまだ受付中ですので、ぜひ必要なこどもたちに情報を届けていただけたらと思います。

そして、先日、

2020年最後の最後に、オンラインフリースクールに「支える人を支えよう! 赤い羽根 新型コロナ感染下の福祉活動応援 全国キャンペーン」にて助成をいただけるというありがたいニュースが届きました!

ていねいにこどもたちをサポートするために「支える人を支える」という意味をもつ応援をいただけることがどんなにありがたいことか。
今年度の経理の仕事をしながら、しみじみ感じている年末です。

変化は進化

最初に、「2020年のシリウスは変化の1年」と書きましたが、こうして1年を振り返ってみると、変化というものは、つまり進化なんだなあと感じます。

蔵の部のこどもたちも、オンラインの部のこどもたちも、いま「自分の場所」「自分のままでいる場所」と捉えつつあるように思うと、まず、この2020年に蔵の部をつづけてきたこと、オンラインの部を新設したこと自体、シリウスがやってきたことの意味は大きいのではないかと思うのです。


シリウスのこれまで

現在地

シリウスのこれから

そんなことを、
来る2021年1月17日にオンラインイベントでお話ししたいと思います。

この日は見逃せませんよ〜!

シリウスの卒業生たちがいっしょにトークしてくれますよ❤️

フリースクールに通ったこどもたちが何を感じてきたか
いま、何を思うのか
語ってくれると思います!

詳細はこちら👇✨

シリウス3周年記念オンラインイベント第一弾!

シリウスのこと、ぜひ今後ともお見守りくださいませ。

いつもありがとうございます!


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