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読書中に心が「モヤっ」とした話。

先日書店で見かけた、書き方を指南する(大げさ?)とある本。
最近、よく見かける「文章の書き方」系の本です。

最初の方は面白く読み進めていたのだけれど、ある所で違和感を覚えて読むのをやめてしまいました。何故かというと、それは、著者が『歩きスマホ』しながらブログを書いていることを思わせる一文が書いてあったからです。

『自宅から駅までの移動時間が勿体ないから、執筆の時間に充てています』という、まるで歩きスマホを肯定してるとも受け取れる文章が、さらっと書いてあって……ん?と頭の中クエスチョンマークだらけ。

つい先日、歩きスマホで痛ましい事故があったばかりだというのに……。

著者という立場の人が与える「影響力」について、考えなかったのかな?と思うと、次第に私の読書欲も冷めてしまいました。

結論として、読者が誤解を招く表現はよろしくないと思います。

例えば、そうだったとしても、「交通手段を使う際は」という一文を添えればいい事だと思うのです。おそらく筆者にとっては日常茶飯事なのでしょうね。歩きスマホは。悪びれる様子もなく、さらっとしれっと書き綴られていました。

また、出版社や出版担当者は原稿チェックしなかったのかな?とか、ここの一文は誤解を招くから削除しようと提案するとか、「移動中の車内で」って言葉をつけ足すことを考えなかったのかなーって、謎なのです。電子書籍でない限り、出版社を通しているのなら、原稿チェックは入るでしょう……。

これを読んだ読者が真似をする可能性だってあるのです。もしいい加減な著者の真似をして歩きスマホしながらブログを書いていたその人が、事故に遭ったり周りを事故に巻き込んでしまう可能性があると考えないのかな?想像できないのかな?

私の考え方が細かいのかなとも思いましたが、事故が起こってからでは遅いのですよね。

著者のSNSを覗いてみたけれど、この本は相当売れているみたいですね。ターゲットは少し若い20代~30代?とはいえ、立派な大人です。だったら、本本に書いてあることをうのみにはせず、自分で物事の良し悪しを判断して、自分のやり方を決めればよいのだと思います。

おそらく、この本を買って読んでいる人は、書くことで自分を表現したい人。ブログやSNSで表現したいと考えている人。だったら、今後あなたも影響力のある人になれる可能性がゼロではないということなのだから、一言一言の重みを考えるクセをつけよう。言葉を慎重に選ぼう。

私は長年ブログもSNSもやっているけれど、影響力皆無に近いです(苦笑)だけど、言葉は大切に選んでいるつもりだし、これからもそうして言葉を紡いでいきたい。

写真はいつかの空。大きな鳥が羽ばたいているように……見えませんか?


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